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9月1日以降頻発する茨城県沖地震

9月1日以降頻発する茨城県沖地震 9月10日14:00現在で、関東地方の震度1以上地震8件の内、茨城県沖が5件で、63%にもなります。通常は、20%未満であり、多い月でも30%程度です。そのため、この9月上旬は2倍から3倍程度の多発です。 この9月の地震の起こり方の異常は、他にも以下のようなものがあります。 1.関東地方の震度1以上地震が9月10日14:00現在までに8件あったが、陸域は1件のみで、海域が多発している。陸域÷海域の値が1÷7=0.14.この値は、月別の計算で通常は、0.50から2.00の間に収まる。 2.茨城県地震が6件と多く、千葉県地震が1件しか発生していない。こちらも通常は1:1程度の割合で発生します。 3.北海道と東北北部で地震多発だが、九州は急減。北海道:11件、東北:11件(内、宮城県以北が9件)、九州:1件。北海道や宮城県以北の発生ペースは通常の2倍から3倍程度になります。九州は9月10日14:00現在で1件しか震度1以上地震の発生がなく、通常の4分の1未満の発生頻度です。 4.Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」「日本全国広域」のN=の値(震度1以上の通常地震を含めた微小地震数)が9月7日以降、ずっと250程度で推移していること。通常は280以上はあり、300を超すことも多いのです。また、減少と増加を繰り返すことが普通で、既に4日間も減少したままであることはかなり例外的です。 5.Hi-net自動処理震源マップの「日本全国広域」「最新7日間」で、伊豆・小笠原海溝から沈み込んだ太平洋プレートの深発地震が減少。きちんと数を数えたことはないため、明確な数を述べることが出来ませんが、半減程度にはなっていると思えます。9月8日以降この傾向がはっきりと出ています。なお、小笠原諸島付近の浅い地震も発生が止まっています。 今後の予測は難しいです。北海道から東北北部にかけての地震が増加していることは、311大地震の震源域の北隣での地震活動活発化を意味しているはずです。関東での異常は、8月前半の千葉県地震頻発を受けて、より311大地震の震源域に近い茨城県での地震活動の活発化ということだと思います。九州の地震数減少は、2016年4月の熊本地震直前にも起こっていたのですが、この時は沖縄での地震も同時に減少していました。この9月は沖縄はどちらかというと多発であり、九州での大きな地震が起こりやすくなっているとは思えません。それよりも、伊豆・小笠原海溝から沈み込んだ太平洋プレートの深発地震の減少や小笠原諸島での浅い地震の発生がないことなどから、伊豆・小笠原海溝付近での比較的浅い大きな地震が起こりやすくなっていると思います。つまり、伊豆・小笠原海溝からのフィリピン海プレートへの圧力伝達が減少し、それが九州での地震数減少になっていると思われるのです。 全体の印象としては、311大地震で宮城県牡鹿半島沖の大きな固着域が破壊された結果、北海道の襟裳海山から千葉県東方沖の鹿島第1海山、そして伊豆・小笠原海溝に至る海溝沿いに幾つもある大きな固着域に太平洋プレートからの西向き圧力がかかるようになり、結果として太平洋プレートからの圧力が分散して、海域でのM7以上の大きな地震が起こらない状態が継続していると思います。しかし、これらの固着域から陸のプレートへ太平洋プレートの西向き圧力が伝達され、それが陸域での比較的大きな地震を起こしているのだと思われます。09月04日の福井県嶺北、M5.0、最大震度5弱などはその典型でしょう。そして、本日9月10日12時26分頃の 茨城県沖、 M4.1、最大震度3はほぼ同じ緯度で発生しています。この地震は茨城県沖としては海岸にとても近く、かつ震源深さが例外的に浅い地震です。そのため、茨城県付近の緯度で比較的浅いM5以上地震が起こりやすくなっているのかも知れません。どちらにしろ、Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」「日本全国広域」のN=の値がかなり減少していて、このこと自体が大きな固着域にプレート間の圧力が吸収されていることを意味しているはずで、大きな地震が起こりやすいと考えるべきだと思います。 また、ある程度長期的なことになりますが、襟裳海山から鹿島第1海山に至る長大な海溝部で、比較的浅いM7以上が一度発生すると、それ以降は連鎖反応的にどんどんと日本付近でM5以上が多発する環境になると思います。当然、内陸部でのM5以上も多発することになり、近い将来には、平安時代に見られたように東北から関東・中部に至る多くの火山が常時 噴火するようになると思われます。



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