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8月13日の地震の起こり方

813日の地震の起こり方(海底火山福徳岡ノ場噴火及び関東地方)

まず、小笠原諸島の南端近くにある海底火山である福徳岡ノ場が噴火したそうです。最近の噴火としては、1904年~1905年、1914年、1986年、2010年に噴火しているとウェザーニュースにあります。これ等の年をウィキの地震年表(日本)で見てみると、

1905年(明治38年) 62日 芸予地震 - M 7.2、死者11人。
芸予地震は中国地方での地震で、日本列島の東西圧縮が原因です。

1914年(大正3年) 112日 桜島地震 - M 7.1、死者29人
*この時同時に桜島の大正噴火が起こっています。気象庁のサイトの記事を見ると、福徳岡ノ場の噴火は123日に大噴火とあり、125日高さ300mの新山出現と書かれています。どうやら、太平洋プレートの西への沈み込みがフィリピン海プレートの東西圧縮につながり、これが桜島噴火の原因の一つとなった様子で、ほぼ同時に福徳岡ノ場の噴火になった様子です。

1987年(昭和62年) 
 57日 日本海北部で地震 - Mj 7.0、深さ463km。北海道、青森県、岩手県、茨城県で最大震度 21217日 千葉県東方沖地震 - Mj 6.7、千葉県銚子市、千葉市で、勝浦市で最大震度 5。死者2人(関東における戦後初の被害地震)。
上の二つの地震は共に太平洋プレートの西進によって起こったものであり、福徳岡ノ場の噴火とある程度関係性があると思います。

2011311日 311のM9地震
福徳岡ノ場は2009年ぐらいから小さい噴火をずっと繰り返していた様子で、これも太平洋プレートの西進が活発化していたことを表していると思います。このように太平洋プレートの西進が活発化した結果、311に至ったのでしょう。

基本的に福徳岡ノ場での噴火は、この付近の太平洋プレートの西進が活発化しているという合図であり、日本列島付近での太平洋プレートの西進圧力が強まった結果の地震や、沈み込んだ太平洋プレートの先端部分での地震が今後1年程度の期間で起こりやすいと言えると思います。

なお、今月は、関東地方の地震の起こり方が非常に特異的です。以下は、この81日以降本日1320:30までの震度1以上を計測した関東地方の地震の一覧です。

*各地震データの行末にある2とか1とか3の数値はその地震の最大震度です。

202108021724分頃		千葉県東方沖	M3.6	2	  
202108030035分頃		茨城県沖		M4.7	1	  
202108031628分頃		茨城県沖		M4.6	1	  
202108031929分頃		茨城県沖		M5.1	2	*M5以上	  
202108032017分頃		茨城県沖  	M4.4	1	  
202108040533分頃		茨城県沖		M6.0	3	*M5以上	  
202108040539分頃		茨城県沖		M4.7	1	  
202108040543分頃		茨城県沖		M5.6	2	*M5以上	  
202108040711分頃		茨城県沖		M4.9	1	  
202108041156分頃		茨城県沖		M5.0	2	*M5以上	
*
202108041340分頃		茨城県沖		M5.8	2	*M5以上	  
202108041508分頃		茨城県沖		M4.9	1	  
202108041515分頃		茨城県沖		M4.6	1	  
202108041826分頃		茨城県沖		M4.7	1	  
202108041928分頃		茨城県沖		M4.6	1	  
地震空白期:5日間:0805日から809202108100115分頃		茨城県沖		M4.0	1	  
202108110336分頃		茨城県沖		M3.0	2	  
202108120046分頃		千葉県東方沖	M2.7	1	  
202108122036分頃		千葉県南東沖	M4.2	2  
202108130948分頃		茨城県沖		M3.8	2	  
*
202108131841分頃		茨城県南部		M3.0	1

まず、茨城県沖が21件中17件も発生していて、しかもM6の1件を含めて、M5以上が5件、M4以上ですと16件も発生しています。なんと810日までの10日間で見ると、16件の震度1以上地震があり、最初の千葉県東方沖以外の、15件全てが茨城県沖で、かつこの茨城県沖全てがM4以上地震でした。
昨日812日にやっと茨城県沖以外の震源地である千葉県東方沖、千葉県南東沖で地震が発生していますが、本日再び茨城県沖が起こってしまっています。
この起こり方でもう一つ特徴的なのは、本日813日の茨城県南部を除いた20件すべてが海域での地震であるということです。
2018年以降の関東地方の陸域と海域での地震のそれぞれの地震数とその比は次のとおりです。

各行末の*は陸域÷海域の値が1.00未満を示す。要するに海域の数の方が陸域の数より大きい月を示す。

201801月分:41件(陸域:16件、海域:25件)*陸域÷海域=÷=0.64*
02月分:26件(陸域:15件、海域:11件)*陸域÷海域=÷=1.36
03月分:30件(陸域:14件、海域:16件)*陸域÷海域=÷=0.88*
04月分:24件(陸域:09件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=0.60*
05月分:28件(陸域:18件、海域:10件)*陸域÷海域=÷=1.80
06月分:49件(陸域:33件、海域:17件)*陸域÷海域=÷=1.94
07月分:43件(陸域:16件、海域:27件)*陸域÷海域=÷=0.59*
08月分:29件(陸域:14件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=0.93*
09月分:34件(陸域:13件、海域:21件)*陸域÷海域=÷=0.62*
10月分:36件(陸域:19件、海域:17件)*陸域÷海域=÷=1.12
11月分:26件(陸域:14件、海域:12件)*陸域÷海域=÷=1.17
12月分:33件(陸域:18件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=1.20
合計:399 、月平均:33.3、海域の方が多い月の数:6

201901月分:36件(陸域:21件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=1.40
02月分:27件(陸域:10件、海域:17件)*陸域÷海域=÷=0.59*
03月分:29件(陸域:09件、海域:20件)*陸域÷海域=÷=0.45*
04月分:13件(陸域:05件、海域:08件)*陸域÷海域=÷=0.63*
05月分:26件(陸域:13件、海域:13件)*陸域÷海域=÷=1.00
06月分:35件(陸域:12件、海域:23件)*陸域÷海域=÷=0.52*
07月分:30件(陸域:10件、海域:20件)*陸域÷海域=÷=0.50*
08月分:10件(陸域:08件、海域:02件)*陸域÷海域=÷=4.00
09月分:19件(陸域:09件、海域:10件)*陸域÷海域=÷=0.90*
10月分:19件(陸域:09件、海域:10件)*陸域÷海域=÷=0.90*
11月分:37件(陸域:20件、海域:17件)*陸域÷海域=÷=1.18
12月分:29件(陸域:19件、海域:10件)*陸域÷海域=÷=1.90
合計:310 、月平均:25.8、海域の方が多い月の数:7

202001月分:23件(陸域:15件、海域:08件)*陸域÷海域=÷=1.88
02月分:24件(陸域:16件、海域:08件)*陸域÷海域=÷=2.00
03月分:24件(陸域:09件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=0.60*
04月分:28件(陸域:16件、海域:12件)*陸域÷海域=÷=1.33
05月分:27件(陸域:10件、海域:17件)*陸域÷海域=÷=0.59*
06月分:22件(陸域:13件、海域:09件)*陸域÷海域=÷=1.44
07月分:26件(陸域:11件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=0.73*
08月分:23件(陸域:11件、海域:12件)*陸域÷海域=÷=0.92*
09月分:26件(陸域:11件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=0.73*
10月分:28件(陸域:12件、海域:16件)*陸域÷海域=÷=0.75*
11月分:20件(陸域:06件、海域:14件)*陸域÷海域=÷=0.43*
12月分:61件(陸域:15件、海域:46件)*陸域÷海域=÷=0.33*
合計:271 、月平均:24.6、海域の方が多い月の数:8(11月と12月は0.5を下回る)

202101月分:22件(陸域:11件、海域:11件)*陸域÷海域=÷=1.00
02月分:23件(陸域:15件、海域:08件)*陸域÷海域=÷=1.88
03月分:24件(陸域:11件、海域:13件)*陸域÷海域=÷=0.85*
04月分:28件(陸域:07件、海域:21件)*陸域÷海域=÷=0.33*
05月分:43件(陸域:18件、海域:25件)*陸域÷海域=÷=0.72*
06月分:20件(陸域:05件、海域:15件)*陸域÷海域=÷=0.33*
07月分:34件(陸域:06件、海域:28件)*陸域÷海域=÷=0.21*
合計:194 、月平均:27.7、海域の方が多い月の数:5(4月、6月、8月は0.5を下回る。)

以上の推移から、少なくとも2018年以降は徐々に海域地震の数が陸域に比べて多くなってきていることが分かります。しかし、この8月は13日現在で陸域÷海域が0.05になり、格段に陸域地震の静穏化が発生しています。この意味で、陸域地震の大きなものが発生しやすくなっていると思われます。既に1件陸域地震が発生したため、これがより大きな陸域地震の呼び水になる可能性があります。
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