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5月6日1時57分頃の千葉県北西部地震について

5月6日01:57頃の千葉県北西部M5.0、震源深さ約70キロの地震について: 最大震度4の地震です。千葉市の千葉中央区でのみ震度4が観測され、それ以外では震度3が最大です。震源地は東京湾北部と言っていい地点で、Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」、「千葉県」で見ると、東京湾の奥に平行に2本表示される活断層の内陸側のものの南東端あたりで起こっています。 震源球を見ると、逆断層型で北東ー南西方向に押す力が働いて起こっている地震です。一連の千葉県北東部地震ではほぼ正確に東西方向でしたが、今回の地震は少し南西方向に押す力がずれています。 震度を観測はしていませんが、Hi-net高感度地震観測網のAQUAシステムメカニズム解には、5月4日23:59、釧路沖、深さ100キロ、M4.0が載っていて、震源球は逆断層型、北西ー南東方向に押す力が働いた地震です。 この二つの地震が約2時間の間隔でほぼ連続して起こっていると見なせるため、日本海溝(青森県から千葉県の東方沖の海溝で、そこから太平洋プレートが東日本の下へ沈み込んでいる)のほぼ南北の両端で連続してM5程度の地震が起こったことになります。 北端の地震である釧路沖の地震の押す力が北西側、南端の地震である千葉県北西部が南西側と、押す力が西に向かって南北に開く方向に働いていることについて、多分、それぞれより外側での太平洋プレートの沈み込みが大きく起こっていて、その沈み込みに引っ張られることで発生したと思えます。このことは、例えば、EMSCで見ると、伊豆・小笠原海溝からマリアナ海溝付近にかけてのM4以上地震が日本時間で 5月4日12:03、M5.2、深さ10キロ、 5月3日09:35、M4.0、深さ362キロ、 と起こっていることからも言えると思います。 どちらにしても、非常に広い範囲での太平洋プレートの動きに伴って発生している地震であるため、今後もこの傾向が続くと思われます。 Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」、「千葉県」を見ると、今回の千葉県北西部地震のM5の大きなドットの上に微小地震が数十個密集して表示されています。N=の値も02:00から2時間程度で35の増加であり、微小地震の発生が大変に活発です。 「最新7日間」、「千葉県」 5月5日05:45=318 5月5日18:45=312 5月6日02:00=318 5月6日03:15=340 5月6日04:15=347 このことから、震源域での地盤のずれが引き続き活発に起こっていることが分かります。また、NHKの地震直後の放送に、震源地近くの人の証言で「最初小さい揺れが続き、その後大きな揺れ」というものがあり、このことからも、緊張状態にあった地盤がパンと破壊されたのではなく、広域に大きな力がかかっていて、そのために破壊が継続的に起こっていることが推測されます。 但し、「最新24時間」で、5月6日01:57頃の千葉県北西部M5.0発生後の変化を見ると次のようになっていて、「東日本」や「本州中部」は減少傾向、「西日本」が増加傾向です。 なお、5月6日02:00は千葉県北西部M5.0が発生した5月6日01:57頃の後ですが、この地震の影響を反映していません。このことは、実際のマップにこの地震を示すドットが表示されていなかったことから確認してあります。よって、5月6日02:00の値は千葉県北西部M5.0発生直前のN=の値を表します。 「最新24時間」 「日本全国広域」 5月5日05:45=509 5月5日18:45=568 5月6日02:00=491 5月6日03:15=494 5月6日04:15=491 「北海道」 5月5日05:45=009 5月5日18:45=012 5月6日02:00=011 5月6日03:15=011 5月6日04:15=010     「東日本」    5月5日05:45=405 5月5日18:45=453 5月6日02:00=379 5月6日03:15=382 5月6日04:15=369(02:00から見て、減少10) 「本州中部」   5月5日05:45=308 5月5日18:45=368 5月6日02:00=324 5月6日03:15=311 5月6日04:15=302(02:00から見て、減少22) 「西日本」    5月5日05:45=100 5月5日18:45=101 5月6日02:00=097 5月6日03:15=096 5月6日04:15=106 矛盾していると言いたくなります。 しかし、これが事実だとすると、千葉県北西部地震の震源域の微小地震増加よりもより大規模に、そして、より広域で微小地震の発生が減少していることになります。そして、仮にそうであれば、非常に大きな固着域に太平洋プレートの西向き圧力が集中し、そこで鉛直上向きの力に変換されてしまっていて、陸のプレートへ伝達される圧力が急激に減少していることになります。このことは、プレート境界での大きな地震が起こりやすくなっていることを示していて、仮にプレート境界での大きな地震が起こらずとも、内陸部でのM6以上地震が起こる可能性が高いと思います。犬吠埼付近の固着域は非常に大きくそう簡単には破壊には至らないはずで、その前に内陸部でM6以上地震の発生があると考えるからです。 最後に、5月5日の朝の記事で、 >どこも変動幅がかなり小さいため、全国的に内陸部でM5以上が明朝までに起こる可能性はほぼないと思います。 >最大の増加幅は「茨城県」増加54ですが、これは昨日の千葉県北東部地震の震源域が含まれているためです。そのため、この二日間程度のM5以上地震の前兆とはなりません。 と書いたことについてです。反省をしています。なぜ予測が間違ったか、正直に言って分かりません。震源深さが今回の千葉県北西部地震は50キロよりも深く、そのため、「最新24時間」では直前情報としては出てこないとか、「最新7日間」では深発地震の影響が1日以上遅れるからといろいろあるのですが、変化の様子は分かっていたつもりでいたのでかなりのショックです。 「5月4日22:07頃の千葉県北東部M5.5、震源深さ約50キロの地震について:」で書いた >犬吠埼付近に強い西向き圧力が働いているとすると、その西方向で比較的浅い地震が起こりやすくなります。第一候補は霞ケ浦の西方であり、その次が東京湾北部です。犬吠埼付近の固着域は相当に広大であり、簡単には滑らないはずですから、犬吠埼よりも先により内陸部でM6以上が起こります。いつ頃になるかははっきりしませんが、かなり近い将来であることは明らかだと思います。 については、「比較的浅い地震」が間違いでした。以前は、太平洋プレートとその上のプレートとの間で滑りが起こり、そのため震源深さが100キロ程度の深い地震になると考えていたのですが、その後、固着域から陸のプレート内へ伝達される圧力が大きくなるため、この圧力増加で陸の地殻内の活断層が破壊され、浅い地震が起こると考えていたのです。陸のプレートへ伝達される圧力よりも、太平洋プレートの動きそのものの方が影響が大きいということで考え方を変えなければいけません。311大地震以降の数年間で関東平野部でもかなり多くの地震が起こったため、陸の地殻内部での歪みが増加するというよりも、反対に解消されてしまっているという可能性もあるのかも知れません。 どちらにしても、311大地震の震源域の南北の両隣でのM8程度の大地震が近づいてきていることは明らかだと思います。

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EMSCで見ると、South of NewZealand で本日5月17日M5.3の地震が発生。 EMSCのデータベースで調べると、この震源地では、本日のものを含めて3件しか発生がない。どれもM5以上。 2004年からのデータベースであり、かなり珍しい地震。 前回は2015年4月19日であり、同4月25日にはネパールでM7.8が発生している。

311の大地震の震源域の北よりも南で大地震が先に起こる。 311大地震は宮城県の牡鹿半島沖が震源域だった。この位置は、東日本の太平洋沿岸を南北に走る日本海溝のほぼ中央部にあたる。M9がこの緯度で発生したため、この南北の両隣でMが1程度小さい大地震が起こることは必然だとされている。つまり、海のプレートの一部が大きく沈み込めばその隣接地域でもかなり大きな沈み込みが起こらざるを得ないからだ。よって、北側

首都直下が迫っている可能性 以下のデータは全て気象庁のサイトにある震度データベースでのもの。 大地震の前には地震の静穏期が来る。例えば、2011年の311と、2016年の熊本地震の前には、次に見るような地震数の減少があった。 日本全国M6以上 2004年:020件 2005年:022件 2006年:015件、(3年間合計:57件) 2007年:021件、(3年間合計:58件) 2008年:019件