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3月16日深夜の福島県沖 M 7と首都直下大地震

3月16日深夜の福島県沖M7発生と、首都直下大地震の切迫について

3月16日(水)23時半過ぎから東北の海域でM6からM7の地震が連続しています。気象庁の発表では最初がM7.3ですが、実際はこのM7.3の地震の3分ほど前にほぼ同じ震源域でM6.4の地震が発生しています。これは、EMSCのサイトで確認ができます。

311大地震の時は、2日前に、日本海溝付近でM7.3がまず発生し、その後同じ震源域でM6規模の地震が多数発生し、その後、宮城県沖でM9地震となりました。この宮城県沖は3月9日のM7.3の震源域よりもかなり内陸側でした。

今回はM9とかM8地震が東北の今回の震源域の付近で起こる可能性はほぼないと思います。根拠は元々大きな断層がある地域ではないと思われるからです。311の時は、日本海溝という超巨大活断層の付近で最初のM7が発生しましたが、今回は最初のM7地震が大陸棚付近での地震であり、大きなプレートの変動が起こっているとは思われないからです。別の言い方では、311の時は、最初のM7地震でプレート境界の破壊が始まり、その破壊がそのままM9地震につながっていたわけです。

問題は、現在、首都直下がかなり切迫していると思えることです。根拠は次のとおりです。


1.東北地方での震度1以上地震の減少が起こっていたこと。3月16日(水)の正午の段階で、3月9日(水)からの7日間半の期間で日本全国で震度1以上を観測した地震が44件発生していましたが、東北は4件でした。1割以下であり、普通は2割から3割以上ですから静穏化が発生していたと言えます。なお、3月2日(水)から同8日までの7日間では、全国で29件、東北は7件で、2割強でした。

2.東北と関東の震度1以上地震の発生数で見ると、関東の方が多い状況が昨年8月以降かなり明確に出ていること。これは、日本気象協会のサイトの震央マップの2021年の月別の震央分布図を見ると、関東付近のドットが多いことで確認ができます。このことは、311以降続いていた東北宮城県沖を中心としていた太平洋プレートの沈み込みが311の震源域の南北の両隣でも起こり出していることを意味しているはずです。

3.Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の、3月16日の昼ごろのマップで福島県沖に東西方向に5個程度の震源深さの浅い地震を示すドットが並んでいたこと。通常、海域の震源深さの浅い地震はどちらかというと南北方向に並ぶことが多く、東西方向に並んでいることは、急激にその並びの南側か北側で陸のプレートのズレが起こっていたことを示すはずだからです。今回は、M7地震が北側で起こっているため、福島県の緯度の北側で陸のプレートのズレが起こっていたと思います。この動きの原動力は陸のプレートの下にある太平洋プレートの西への沈み込みでしょう。

4.今回の福島県沖の地震で、M7.3地震の余震が3月17日(金)03:30現在までに12件発生していて、その全てで震源球がほぼ同じであると思えること。Hi-net高感度地震観測網のAQUAシステムメカニズム解カタログには3月16日(水)の23:34、同23:36、17日(木)01:06の震源球が載っていて、ほぼ同じです。震源球はどれも逆断層型であり、東西方向に圧縮力が働いたことを示しているものです。このことは、この付近のプレートに大きく東西圧縮の力が働いていて、その力の解消がまだ済んでいないことを示しているはずです。

5.関東地方の地震数も減少傾向であること。3月9日(水)からの7日間半の期間で44件中の6件、3月2日からの7日間では29件中の5件でした。2月23日からの7日間では21件中の1件でした。この3週間で関東は合計12件発生しています。しかし、今年1月1日からの7日間で全国35件中関東は8件、1月8日からの7日間で全国24件中関東は8件で、1月15日からの7日間で全国25件中関東6件であり、3週間合計は24件でしたから、最新3週間では、今年の年初めからの3週間の半数に減少しています。なお、2月1日からの1週間では全国29件、関東10件であり、2月8日からの1週間では全国42件、関東3件、2月15日からの1週間では全国29件、関東7件であり、3週間合計で関東は20件でした。この意味でも、最新3週間程度で関東の地震数の減少が分かります。

6.気象庁の震度データベースで見ると、父島近海地震の多発が今年1月に起こっていること。通常、月に0件から3件ですが、今年1月は14件も発生していること。これは1月4日にM6地震が発生し、その余震が多発したせいですが、311前の2010年12月にも父島近海でM7地震が起こり、その後余震が多発していました。そして、この父島近海地震により、より関東平野に近い位置でかなり大きな地震が発生する可能性があります。多分、伊豆鳥島付近でM8程度の地震が起こると思われます。伊豆鳥島付近での大地震は、1605年慶長地震の震源域の可能性が指摘されています。慶長地震は陸の揺れはほとんどなく、大津波が関東から九州の太平洋岸を襲った地震です。そのため、仮に伊豆鳥島付近でM8が起こると、特に相模湾や東京湾での被害が大きくなります。

7.仮に、伊豆鳥島付近でのM8が起こると、いよいよ首都直下が切迫します。既に311の震源域の南側では昨年の春にM7が発生し、今回再度M7がより陸域に近い地域で起こっているため、関東の北と南で太平洋プレートの沈み込みが強く起こり、関東陸域の付近での太平洋プレートの沈み遅れがはっきりするからです。

なお、伊豆鳥島付近でのM7以上地震が起こる前に首都直下が起こる可能性もあります。

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EMSCで見ると、South of NewZealand で本日5月17日M5.3の地震が発生。 EMSCのデータベースで調べると、この震源地では、本日のものを含めて3件しか発生がない。どれもM5以上。 2004年からのデータベースであり、かなり珍しい地震。 前回は2015年4月19日であり、同4月25日にはネパールでM7.8が発生している。

311の大地震の震源域の北よりも南で大地震が先に起こる。 311大地震は宮城県の牡鹿半島沖が震源域だった。この位置は、東日本の太平洋沿岸を南北に走る日本海溝のほぼ中央部にあたる。M9がこの緯度で発生したため、この南北の両隣でMが1程度小さい大地震が起こることは必然だとされている。つまり、海のプレートの一部が大きく沈み込めばその隣接地域でもかなり大きな沈み込みが起こらざるを得ないからだ。よって、北側

首都直下が迫っている可能性 以下のデータは全て気象庁のサイトにある震度データベースでのもの。 大地震の前には地震の静穏期が来る。例えば、2011年の311と、2016年の熊本地震の前には、次に見るような地震数の減少があった。 日本全国M6以上 2004年:020件 2005年:022件 2006年:015件、(3年間合計:57件) 2007年:021件、(3年間合計:58件) 2008年:019件