検索
  • taked65

2021年4月10日のトカラ列島近海地震多発について

2021410日のトカラ列島近海地震の頻発について

要約:やはり気にかかるのは今年になってから発生した福島県沖と宮城県沖のM7規模の地震です。

202102132308分頃		福島県沖		M7.3	最大震度6強  
202103201809分頃		宮城県沖		M6.9	最大震度5強

311大地震の直前、20112月に岐阜県飛騨地方での震度1以上地震の多発がありました。227日:28件、28:3件というものです。

また、

202103280927分頃		八丈島東方沖	M5.8	最大震度3 

の余震が震度1未満ではありますが、非常に活発に起こっています。緯度で言うと、この八丈島東方沖もトカラ列島近海も伊豆・小笠原諸島の位置での地震です。

八丈島東方沖もトカラ列島近海も日本付近のフィリピン海プレートの西進に伴う地震であり、その結果、伊豆・小笠原海溝での大きな固着域の固着が緩み、その結果、大きな地震が海溝付近で起こりやすくなりつつあるとは言えると思います。ただ、311と同じようなM9規模の地震にはならないと思います。

以下が記事本文です。

2021410日、トカラ列島近海でM5.2、震源深さ20キロ程度の地震が発生。この地震の前後でトカラ列島近海の地震が多発しています。

本日410日、日本全国で震度1以上を計測した地震は、15:00現在までで51件発生していて、その内、トカラ列島近海は46件にもなります。

この4月の日別のトカラ列島近海、震度1以上を計測した地震の日別統計は次のとおり。(41014:00現在まで)

20214409日:2410日:M5.2を含めてこのM5.2までに7件。M5.2よりも後、15:00までに39件。よって、14:00までの合計は46410日のトカラ列島近海、震度1以上を時刻別に集計する。
00:000301:000102:000003:000304:000005:000006:000307:0003件(最初にM5.208:000209:000510:0010件(M4.2を含む)
11:000712:000313:000614:0005件

M5.2が発生してから2時間以上経過しても1時間に10件とか6件もトカラ列島近海地震が発生しているため、プレートの動きが比較的広域で起こっていて、その為にトカラ列島近海での地震が多発していると思えます。

気象庁の震度データベースでトカラ列島近海、M5以上を指定して調べると、311大地震以降では本日を含めずに2件しか発生が無く、その内の1件は震源深さが224キロにもなる深発地震。本日の地震とほぼ同じ震源深さ20キロ程度の地震は201137日に、M5.1、震源深さ27キロがあるのみです。ただし、下記に示すように2011年は2月からM5以上地震が日本全国で頻発していました。現在はそういった状況にないため、M9と言った規模の地震が切迫しているとは言えないと思います。

2010年から2011年の日本全国M5以上地震の月別集計
2010年:
01月:00602月:01003月:00804月:00505月:00306月:00807月:00908月:00709月:00710月:00311月:00612月:0132011年:
01月:00402月:01903月:44504月:06505月:03006月:02207月:02508月:01509月:02010月:01011月:00812月:0082年間合計:756件

ただし、この201137日のトカラ列島近海、M5.1、震源深さ27キロでの前後でのトカラ列島近海地震はあまり多くありません。20113月中の地震は、日別にみると、次のようになります。

20113月:トカラ列島近海・震度1以上
306日:2307日:3311日:4312日:1313日:1321日:1324日:3件

以上のことから、本日410日のトカラ列島近海地震の震度1以上地震の多発はかなり珍しい現象だと言わざるを得ないと思います。このことの背景には、昨年1112日から始まった相模トラフ付近からの太平洋プレートの沈み込み活発化があると思います。このことが原因となって、日本付近での太平洋プレートの沈み込みが活発化し、それが今年になってからの福島県沖と宮城県沖M7クラスにつながっているはずです。

また、この328日の八丈島東方沖、M5.8、最大震度3の地震の余震が震度1未満ですが、非常に多発しています。

Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」、「東京都」で見ると、328日の八丈島東方沖の前までは、N=の値が100150の間で収まっていたのですが、この地震発生以降は200以上になり、特に330日には400以上、31日には500以上、43日には600以上となり、42日以降は400未満になっていますが、依然として250程度の微小地震が発生最新7日間で発生しています。このことは、日本付近でのフィリピン海プレートの動きがかなり活発化していることを示しているはずです。このことから、伊豆・小笠原海溝付近での比較的大きな地震が起こりつつあるのかも知れません。 

気象庁の震度データベース(1919年以降)で見ると、トカラ列島近海の震度1以上地震が、暦の1日で40件以上の様に多発した例はない模様。

気象庁の震度データベースでトカラ列島近海で震度1以上地震の10年毎の集計、( )内はトカラ列島近海M5以上地震の件数。

1910年代:000件(01920年代:004件(41930年代:008件(31940年代:011件(41950年代:008件(61960年代:016件(61970年代:008件(21980年代:010件(91990年代:046件(72000年代:188件(62010年代:447件(22020年代:061件(0)(*48日まで)

上の( )の数字から分かるように、M5地震がトカラ列島近海では比較的よく起こっています。

トカラ列島近海震度1以上の2000年以降の年別集計:
2000年:0542001年:0172002年:0132003年:0242004年:0252005年:0152006年:0142007年:0042008年:0112009年:0112010年:0292011年:0632012年:0372013年:0262014年:0082015年:0182016年:1572017年:0422018年:0462019年:0212020年:0582021年:件

年別集計でトカラ列島近海震度1以上が50件以上の年は2000年、2011年、2016年、2020年であり、これ等の年の月別集計

2000年:トカラ列島近海震度1以上
01月:0002月:0003月:0004月:0105月:0006月:0107月:0008月:0009月:0110月:4611月:0312月:02件
合計:542011年:トカラ列島近海震度1以上
01月:0202月:2003月:1504月:0305月:0506月:0507月:0108月:0409月:0110月:0111月:0412月:02件
合計:632016年:トカラ列島近海震度1以上
01月:1002月:2303月:0104月:2205月:0506月:0407月:2208月:0509月:0410月:0311月:0312月:55件
合計:1572020年:トカラ列島近海震度1以上
01月:0802月:0603月:0804月:0105月:0206月:0207月:0108月:1209月:0710月:0711月:0412月:00件
合計:582021年:トカラ列島近海震度1以上
01月:0002月:0303月:0004月:00件(*48日まで)


年別集計で震度1以上地震50件以上で、且つ月別20件以上について、日本全国でのM5以上を調べる。当月とその次の月でのM5以上。

2000年:
10月:461003日:八丈島東方沖、M5.8、震源深さ48キロ
1003日:種子島近海、M5.1、震源深さ32キロ
1106日:青森県東方沖、M5.7、震源深さ17キロ
1107日:青森県東方沖、M5.3、震源深さ18キロ
1107日:硫黄島近海、M5.9、震源深さ100キロ
1118日:東海道南方沖、M5.1、震源深さ394キロ
1122日:茨城県沖、M5.7、震源深さ45キロ

2011年:
02月:20件(39日の三陸沖頻発まで)
204日:奄美大島北東沖、M5.0、震源深さ72キロ
205日:千葉県南東沖、M5.2、震源深さ64キロ
209日:父島近海、M5.2、震源深さ51キロ
209日:硫黄島近海、M5.2、震源深さ230キロ
210日:福島県沖、M5.4、震源深さ48キロ
215日:沖縄本島近海、M5.4、震源深さ41キロ
216日:三陸沖、M5.5、震源深さ38キロ
216日:三陸沖、M5.3、震源深さ36キロ
217日:沖縄本島近海、M5.3、震源深さ46キロ
219日:千島列島近海、M5.0、震源深さ30キロ
222日:沖縄本島近海、M5.2、震源深さ33キロ
222日:三陸沖、M5.2、震源深さ36キロ
222日:硫黄島近海、M5.8、震源深さ120キロ
224日:鳥島近海、M5.2、震源深さ80キロ
226日:房総半島南方沖、M5.0、震源深さ56キロ
226日:三陸沖、M5.2、震源深さ34キロ
227日:福島県沖、M5.2、震源深さ43キロ
227日:岐阜県飛騨地方、M5.0、震源深さ4キロ
227日:岐阜県飛騨地方、M5.5、震源深さ4キロ
303日:千島列島、M5.2、震源深さ186キロ
307日:トカラ列島近海、M5.1、震源深さ27キロ


2016年:
02月:23202日:岩手県沖、M5.6、震源深さ22キロ
202日:石垣島北西沖、M5.8、震源深さ201キロ
215日:鳥島近海、M6.0、震源深さ438キロ
219日:福島県沖、M5.3、震源深さ26キロ
222日:硫黄島近海、M5.8、震源深さ120キロ
301日:与那国島近海、M5.3、震源深さ31キロ
314日:トカラ列島近海、M5.3、震源深さ224キロ

04月:22件(熊本地震関連を除く。つまり、九州本島での地震を除く)
401日:三重県南東沖、M6.5、震源深さ29キロ
420日:福島県沖、M5.8、震源深さ49キロ
427日:宮城県沖、M5.0、震源深さ52キロ
503日:北海道東方沖、M5.9、震源深さ44キロ
506日:薩摩半島西方沖、M5.0、震源深さ11キロ
507日:薩摩半島西方沖、M5.5、震源深さ7キロ
512日:台湾付近、M6.5、震源深さ37キロ
512日:台湾付近、M6.4、震源深さ31キロ
512日:根室半島南東沖、M5.0、震源深さ67キロ
513日:台湾付近、M5.5、震源深さ56キロ
514日:薩摩半島西方沖、M5.1、震源深さ10キロ
516日:茨城県南部、M5.5、震源深さ42キロ
517日:硫黄島近海、M5.0、震源深さ113キロ
527日:奄美大島近海、M5.6、震源深さ64キロ
527日:奄美大島近海、M5.2、震源深さ49キロ
530日:宮古島近海、M5.3、震源深さ85キロ
531日:石垣島北西沖、M6.2、震源深さ236キロ

07月:22714日:八丈島近海、M5.0、震源深さ36キロ
717日:茨城県南部、M5.0、震源深さ42キロ
719日:千葉県北西部、M5.2、震源深さ33キロ
720日:茨城県南部、M5.0、震源深さ42キロ
723日:オホーツク海南部、M5.6、震源深さ458キロ
725日:千島列島、M5.2、震源深さ124キロ
726日:沖縄本島近海、M5.4、震源深さ23キロ
727日:茨城県北部、M5.4、震源深さ57キロ
730日:マリアナ諸島、M7.7、震源深さ233キロ
805日:硫黄島近海、M6.4、震源深さ534キロ
815日:福島県沖、M5.6、震源深さ47キロ
819日:茨城県沖、M5.4、震源深さ48キロ
820日:三陸沖、M5.4、震源深さ41キロ
820日:三陸沖、M6.4、震源深さ11キロ
821日:三陸沖、M6.2、震源深さ12キロ
821日:三陸沖、M5.5、震源深さ11キロ
821日:三陸沖、M5.3、震源深さ8キロ
821日:父島近海、M5.3、震源深さ48キロ
821日:三陸沖、M5.2、震源深さ22キロ
822日:三陸沖、M5.4、震源深さ18キロ
822日:宮城県沖、M5.3、震源深さ33キロ
822日:鳥島近海、M5.8、震源深さ418キロ
826日:鳥島近海、M6.1、震源深さ498キロ
831日:熊本県熊本地方、M5.2、震源深さ13キロ

12月:551220日:福島県沖、M5.5、震源深さ33キロ
1224日:福島県沖、M5.1、震源深さ40キロ
1228日:茨城県北部、M6.3、震源深さ11キロ
1228日:硫黄島近海、M5.3、震源深さ192キロ
1231日:福島県沖、M5.4、震源深さ27キロ
0103日:三重県南東沖、M5.0、震源深さ385キロ
0105日:福島県沖、M5.3、震源深さ56キロ
0105日:福島県沖、M5.6、震源深さ26キロ
0110日:インドネシア付近、M7.3、震源深さ627キロ
0126日:岩手県沖、M5.2、震源深さ36キロ
0128日:秋田県内陸南部、M5.0、震源深さ151キロ



31回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

311直前に連続地震が発生した岐阜県飛騨地方で、本日再度連続地震が発生をしています。

311大地震前にあった岐阜県飛騨地方の連続地震の再来か? 本日9月19日17:18に岐阜県飛騨地方でM5地震が発生し、その後も震度1以上を記録する地震が19:30までに10件発生しています。M5地震を含めると、本日、19:30までに11件発生しています。いずれも震源深さは約10キロです。 岐阜県飛騨地方での連続地震は311直前の2011年2月27日にも発生しています。この時は、02:23にM4

関東地方東北沖で約1000年前に大地震

約1000年前の関東地方東方沖での大地震が確認されました。 約1000年前に関東地方東方沖で大きな津波被害を伴う地震があったことが確認されました。9月3日の発表で、国立研究開発法人産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門の海溝型地震履歴研究グループ及び同地質情報研究部門などの共同研究で、「千葉県九十九里浜沿岸において歴史上知られていない津波の痕跡を発見し、それが房総半島沖で発生した巨大地震による

サブリミナル効果を使った支配の失敗

21:04 2021/09/03 サブリミナル効果を使った支配の失敗 サブリミナル効果を使ったマインドコントロールが行われている。つまり、視覚で読み取ることが出来ない程度の短時間、メッセージや模様をテレビやパソコン、スマフォなどの画面に表示することで、見ている人の行動をコントロールする技術だ。1970年代の心理学ではこのサブリミナル効果を使った催眠はかなり効果があると説明されていた。しかし、多分