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2021年2月13日福島県沖 M 7地震の首都圏への影響

2021年2月13日23:08の福島県沖M7.3の首都圏への影響について  このM7地震の震源深さは約50キロ程度とされています。陸のプレート内か、日本海溝から沈み込んでいる太平洋プレート内か、はっきりしませんが、どちらにしろ、太平洋プレートの沈み込みに原因がある地震です。このことは、震源球を見ても分かり、東西方向に圧縮軸がある逆断層型です。つまり、東から押す力が働いて起こった地震です。 気象庁の震度データベースで、福島県沖の地震の月別発生数を見ると次のようになります。 2020年:福島県沖 01月:06件 02月:04件 03月:05件(2か月合計:09件) 04月:08件 05月:03件(2か月合計:11件) 06月:02件 07月:09件(2か月合計:11件) 08月:03件 09月:02件(2か月合計:05件) 10月:03件 11月:02件(2か月合計:05件) 12月:07件 2021年: 01月:09件(2か月合計:16件) 02月:02件(*2月12日まで) 上にあるように、2か月合計で約10件であったものが、昨年8月から11月までは5件に半減しています。その後、今年の1月までの2か月で16件と急増し、今回のM7へ至っています。この推移は、311前の東北地方全体の地震数の推移とほぼ同じです。 今回の福島県沖は、311大地震の震源域であった宮城県の南側である福島県での地震です。そのため、今後、311大地震の震源域の南側である首都圏への影響が出てくるのは明らかです。 昨年11月12日にHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」、「日本全国広域」で相模トラフとほぼ平行に震源深さ100キロ程度の地震を表すドットが4個程度表示をされたことがありました。それ以来、伊豆半島の東の根元付近から房総半島の南端へ向けて震源深さ100キロ程度の地震を示すドットが多く表示されるようになりました。 同時に、伊豆半島の東側の根元付近、及び、房総半島の犬吠埼付近(銚子付近)から南東方向へ震源深さが30キロよりも浅い地震を示すドットの帯が100キロから200キロ程度の長さで表示されるようになりました。 これ等のことは、伊豆・小笠原海溝での太平洋プレートの沈み込みが活発化していることを示しています。 F-netの「地震のメカニズム情報月別リスト」で昨日の福島県沖M7.3を見ると、「周辺で発生した過去の地震」が出てきます。このマップで、昨日のM7.3の震央の南西側にM4から5程度の地震を示すドットが10件以上集中して表示されていることが分かります。この10件以上の塊は、いわゆるいわき沖の大きな固着域での地震です。311大地震の震源域の南側には、このいわき沖と犬吠埼という二つの大きな固着域があります。その他、鹿島第一海山というより巨大な固着域もあります。 昨日の福島県沖M7.3で、このいわき沖での固着域での地震が一段落して、より南側での地震となっていくと思われます。つまり、宮城県の牡鹿半島沖で50m程度プレート境界が滑った結果発生した地盤の歪みの内、いわき沖での歪みがほぼ解消され、いよいよ関東付近での歪みの解消が起こりつつあるのです。 今朝03:25頃に岩手県沖M5.1が発生しています。気象庁の震度データベースで、月別発生数を出力させると次のようになります。 2020年:岩手県沖 01月:01件 02月:03件 03月:02件(2か月合計:05件) 04月:06件 05月:08件(2か月合計:14件) 06月:06件 07月:03件(2か月合計:09件) 08月:03件 09月:04件(2か月合計:07件) 10月:05件 11月:05件(2か月合計:10件) 12月:04件 2021年: 01月:05件(2か月合計:09件) 02月:00件(*2月12日まで) 地震数の変動がこの半年ほどで起こっているようには見えません。そのため、岩手県沖でのM7以上の発生はまだ切迫はしていないと思えます。しかし、岩手県沖でのM5以上は、昨年2020年12月12日M5.6、一昨年2019年1月26日M5.7という推移であり、どちらかというと昨年12月12日から2か月でのM5以上発生は、311大地震の震源域の北側での太平洋プレートの沈み込み活発化の影響の結果と見えます。 そのため、今後、311大地震の震源域の南北の両隣で大きな地震が互いに連動して起こっていくという展開もあり得ると思えます。 なお、関東地方だけを見ても、茨城県地震と千葉県地震の比率が変化してきて、千葉県地震の減少が昨年12月から顕著です。 ===茨城=千葉(茨城÷千葉):  2020年: 01月:15=04 02月:11=09 03月:08=06 04月:11=12 05月:10=06 06月:10=07(半年間合計65=44) 07月:14=05 08月:09=09 09月:17=05 10月:11=05 11月:09=05 12月:16=02(半年間合計76=31) 2021年: 01月:09=01 02月:03=02(*2月12日まで) 茨城県地震が昨年12月そして今年1月と比較的多発しているのに千葉県地震は減少したままです。千葉県、特に犬吠埼付近での固着域での歪みの蓄積が起こっていると思えます。 千葉県地震減少の意味は二つあり、1つは千葉県北西部地震の発生が切迫している可能性です。この地震は東京湾北部に近く、実質的に東京湾北部地震となる可能性があります。もう1つは犬吠埼付近でのM8以上の大地震が起こりつつある可能性です。

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EMSCで見ると、South of NewZealand で本日5月17日M5.3の地震が発生。 EMSCのデータベースで調べると、この震源地では、本日のものを含めて3件しか発生がない。どれもM5以上。 2004年からのデータベースであり、かなり珍しい地震。 前回は2015年4月19日であり、同4月25日にはネパールでM7.8が発生している。

311の大地震の震源域の北よりも南で大地震が先に起こる。 311大地震は宮城県の牡鹿半島沖が震源域だった。この位置は、東日本の太平洋沿岸を南北に走る日本海溝のほぼ中央部にあたる。M9がこの緯度で発生したため、この南北の両隣でMが1程度小さい大地震が起こることは必然だとされている。つまり、海のプレートの一部が大きく沈み込めばその隣接地域でもかなり大きな沈み込みが起こらざるを得ないからだ。よって、北側

首都直下が迫っている可能性 以下のデータは全て気象庁のサイトにある震度データベースでのもの。 大地震の前には地震の静穏期が来る。例えば、2011年の311と、2016年の熊本地震の前には、次に見るような地震数の減少があった。 日本全国M6以上 2004年:020件 2005年:022件 2006年:015件、(3年間合計:57件) 2007年:021件、(3年間合計:58件) 2008年:019件