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2020年5月4日の地震の起こり方

2020年5月4日 09:30現在の地震の起こり方について: 長野県中部地震M5が4月23日にありましたが、その後、日本各地でかなり珍しい地震が発生しています。2008年夏以降のデータベースである日本気象協会の地震情報サイトで見ると、次のような発生状況です。 2020年05月03日 18時17分頃 佐賀県北部 M3.2 最大震度2 2件しか発生がありません。 2020年04月28日 12時57分頃 青森県津軽南部 M2.8 最大震度1 7件しか発生がありません。 2020年04月26日 21時21分頃 福岡県北九州地方 M2.7 最大震度1 8件しか発生がありません。 2020年04月26日 02時02分頃 愛媛県東予 M3.3 最大震度1 8件しか発生がありません。 これ等の発生数の少ない地震がこの10日間程度で起こってきていることは、日本列島全体の地盤に係る圧力の様子が大きく変化していることを示しているはずです。 また、Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値が非常に大きい状態が継続しています。5月2日に「日本全国広域」や「東日本」などで100程度減少し、5月3日同程度の増加があり、今朝は50程度の減少です。しかしながら、次の長野県中部地震の数にあるように、5月3日は2件発生していますし、隣接した岐阜県飛騨地方の地震も1件起こっているのです。Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値は4月23日に長野県中部M5が発生する前までは、基本的に250程度から350程度の間で収まっていたのです。それが4月24日には700を超え、以降400を下回ったことがありません。「最新24時間」の値ですから、基本的にその24時間以内に大きな地震が起こらなければ、通常の値である300程度になるはずなのですが、そうなっていないのです。このことは、太平洋プレートの西向き圧力など、日本列島に係る周囲のプレートからの圧力が大きくなっていることがあると思います。 更に、日本で震度1以上を観測した地震だけを見ても、この1カ月程度でM6以上地震が4件起こっています。気象庁の震度データベースでM6以上の地震を昨年の5月1日以降で表示させると、この5月2日までに14件の発生があります。ほぼ一月に1件のペースですが、4月5日から5月4日までの30日間では次のM6以上地震が発生しています。 2020年05月03日 20時54分頃 薩摩半島西方沖 M6.0 最大震度3 2020年04月20日 05時39分頃 宮城県沖 M6.1 最大震度4 2020年04月18日 18時25分頃 小笠原諸島西方沖 M6.0 最大震度2 2020年04月18日 17時26分頃 小笠原諸島西方沖 M6.9 最大震度4 *気象庁震度データベースでは小笠原諸島西方沖M6.0はM6未満扱いになっています。 なお、過去10年の伊豆・小笠原海溝付近での深発地震150キロよりも深い、M6以上の地震を、震度データベースで出力させて震央分布図を見ると、深発地震の9割以上が沖縄本島と九州の鹿児島県の緯度の間に分布していることが分かります。 また、伊豆・小笠原海溝付近での150キロよりも深い、M6以上地震の年別の発生数を見ると、2016年に5件ですが、2017年は1件、2018年は0件で、2019年は2件です。 これを昨日からの1年間で見ると 2019年5月4日から2020年5月3日:5件 2018年5月4日から2019年5月3日:0件 2017年5月4日から2018年5月3日:1件 2016年5月4日から2017年5月3日:3件 2015年5月4日から2016年5月3日:4件 この一月での急増ぶりが目立ちます。 伊豆・小笠原海溝付近でのM8規模の巨大地震が数日とか数週間と言った短期で切迫しているかどうかは言えませんが、少なくとも数か月といった単位で見ると、明らかに起こりやすくなっていると思います。 昨日薩摩半島西方沖M6が発生しました。薩摩半島西方沖地震は2016年4月の熊本地震の前にM7が発生しています。2015年11月14日で、F-netのメカニズム解で震源球を見ることが出来ますが、どちらも横ずれ型で東西方向に押す力が働いたもののように見えます。 2015年のM7の時は、主に中央構造線の北側での311大地震の震源域からの西向き圧力が大きくなったことによって薩摩半島西方沖が起こったのだと思います。しかし、昨日のものは、多分、アフリカプレートが北上し、それによって中国大陸が東進したことが原因であると思います。どちらにしろ、中央構造線の北側での地震であり、鹿児島県にある川内原発は中央構造線の南側ですから、川内原発付近での大きな地震が切迫しつつあるわけではないと思います。ただ、川内原発付近から甑島方向へ東西に延びる活断層が何本かあり、それらが活動しやすくなっているとは思います。川内原発は原子炉格納容器にフィルター付きベント装置を2017年までに設置予定であったのですが、未だに設置完了の発表がなく、工事が遅れている様子です。一応、規制委員会から運転停止をさせられていて、その意味である程度安全になっているのですが、フィルター付きベント装置の設置が遅れているのはおかしなことだと思います。 日別の長野県中部地震の数: 4月22日:05件 4月23日:16件 4月24日:10件 4月25日:08件 4月26日:14件 4月27日:06件 4月28日:03件 4月29日:01件 4月30日:02件 5月01日:00件 5月02日:00件 5月03日:02件 「福島県」06:00頃の値 4月28日:285(前日との差:増加06) 4月29日:302(前日との差:増加17) 4月30日:315(前日との差:増加13) 5月01日:304(前日との差:減少11) 5月02日:328(前日との差:増加24) 5月03日:325(前日との差:減少03) 5月04日:333(前日との差:増加08) 「茨城県」06:00頃の値 4月28日:575(前日との差:増加01) 4月29日:596(前日との差:増加21) 4月30日:615(前日との差:増加19) 5月01日:526(前日との差:減少89) 5月02日:516(前日との差:減少10) 5月03日:504(前日との差:減少12) 5月04日:506(前日との差:増加02) 「千葉県」06:00頃の値 4月28日:366 4月29日:363 4月30日:372 5月01日:297 5月02日:274 5月03日:274 5月04日:272 「東京都」06:00頃の値 4月28日:243 4月29日:227 4月30日:224 5月01日:147 5月02日:135 5月03日:142 5月04日:150 「埼玉県」06:00頃の値 4月28日:201 4月29日:205 4月30日:206 5月01日:215 5月02日:225 5月03日:210 5月04日:197 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:45と本日05:45での比較 「最新24時間」:ーーーーーーーー(本日の変化:昨日の変化:一昨日の変化) 「日本全国広域」:525→483(減少042:増加120:減少116) 「日本全国拡大」:521→476(減少045:増加119:減少113) 「北海道」   :010→009(減少001:減少001:増加006) 「東日本」   :427→382(減少045:増加094:減少102) 「本州中部」  :360→315(減少045:増加092:減少129) 「西日本」   :089→093(増加004:増加021:減少022) 昨日の変動から見ると、今朝の「東日本」や「本州中部」は140程度の相当に大きな変動です。その意味で、東日本から関西程度までの地域で内陸又は沿岸部のM5以上の地震が起こりやすくなっていると思います。 「長野県」、「最新7日間」の増加幅の変動 ==========05:45頃の値=前日との差(「前日との差」の値の変動値) 4月24日:1064=0567 4月25日:2395=1331(+764) 4月26日:3651=1256(ー75) 4月27日:4843=1192(ー64) 4月28日:6401=1558(+366) 4月29日:7260=0859(ー699) 4月30日:7977=0717(ー142) 5月01日:6836=1141(+424) 5月02日:6132=0704(ー437) 5月03日:5603=0529(ー175) 5月04日:4649=0954(+425) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「青森県」:060→079(増加19) 「岩手県」:245→226(減少19) 「富山県」:5558→4608(減少950) 「石川県」:5401→4456(減少945) 「山梨県」:1248→1159(減少89) 「長野県」:5603→4649(減少954) 「岐阜県」:5578→4633(減少945) 「佐賀県」:223→240(増加17) 「大分県」:329→314(減少15) 「沖縄県」:237→193(減少44) 東北地方での震度1以上地震の発生が 4月30日 12時15分頃 青森県東方沖 M5.0 最大震度3 以来止まっています。その意味で「岩手県」減少19はある程度危ない状況を示していると思います。 「青森県」の増加19は 5月02日 13時32分頃 浦河沖 M3.6 最大震度1 が起こった関係で1日遅れでN=の値に算入された結果のはずです。 北九州付近での微小地震の発生状況が変化している様子で、それが中央構造線沿いでの地震前兆なのか、それとも、房総半島南方沖などの大きな地震の前兆なのか、危惧しています。

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