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2020年4月18日20時50分の地震の起こり方

2020年4月18日 20:55現在の地震の起こり方について: 本日、17時26分頃及び18時25分頃に、小笠原諸島西方沖でそれぞれM6.9、 M6.0の地震が発生しました。震源深さは470キロ程度です。 小笠原諸島西方沖と言うと、2015年5月30日のM8の印象が強いはずです。日本の全都道府県で震度1以上の震度を記録したという地震です。この時の震源深さは約590キロとされていて、本日のものよりも約100キロ程度深いものでした。 今朝のHi-net自動処理震源マップの「最新7日間」の変動が大きく、「最新24時間」の変動が小さかったため、これらの変動はこの小笠原諸島西方沖地震の前兆であった可能性が高いと思います。陸域や沿岸部である程度浅い地震であれば、「最新24時間」での変動が大きく出るからです。 ただ、昨日の18:45の値と本日のそれを比べると、今朝と同様、または今朝よりも大きな変動が出ている地域があります。 最初に、今朝の比較、その次に、今晩の比較です。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:45と本日05:45での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:305→306(増加01) 「日本全国拡大」:301→294(減少07) 「北海道」   :007→019(増加12) 「東日本」   :200→189(減少11) 「本州中部」  :141→132(減少09) 「西日本」   :098→098(増減なし) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「福島県」:362→303(減少59) 「茨城県」:625→566(減少59) 「栃木県」:424→376(減少48) 「群馬県」:289→262(減少27) 「埼玉県」:302→279(減少23) 「新潟県」:197→168(減少29) 「富山県」:611→527(減少84) 「石川県」:395→326(減少69) 「山梨県」:558→476(減少82) 「長野県」:695→603(減少92) 「岐阜県」:649→588(減少61) 「静岡県」:272→250(減少22) 「京都府」:143→126(減少17) 「大分県」:257→273(増加16) 「鹿児島県」:289→268(減少21) 「沖縄県」:169→193(増加24) 昨日18:45と本日18:45での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:318→302(減少16) 「日本全国拡大」:304→298(減少06) 「北海道」   :019→015(減少04) 「東日本」   :193→202(増加09) 「本州中部」  :129→146(増加17) 「西日本」   :099→095(減少04) 「最新7日間」:15以上変動があった地域:(*が行末にあるのが、今朝にはなかった地域) 「宮城県」:163→144(減少19)* 「福島県」:343→280(減少63) 「茨城県」:613→521(減少92) 「栃木県」:412→342(減少70) 「群馬県」:276→249(減少27) 「埼玉県」:287→261(減少26) 「神奈川県」:226→210(減少16)* 「新潟県」:187→168(減少19) 「富山県」:593→506(減少87) 「石川県」:391→312(減少79) 「山梨県」:537→439(減少98) 「長野県」:669→584(減少85) 「岐阜県」:646→563(減少83) 「静岡県」:256→238(減少18) 「奈良県」:236→252(増加16)* 「鳥取県」:095→074(減少21)* 「岡山県」:119→103(減少16)* 「沖縄県」:168→186(増加18) 今晩の変動も今朝と同様かなり規模の大きいものですが、これが17時から18時にかけて連続した小笠原諸島西方沖地震の影響なのか、それとも、別の地震の前兆と見るべきなのかははっきりしません。 一応、2015年5月30日の小笠原諸島西方沖M8以降のM6以上地震を調べると、鳥島近海、北海道東方沖、薩摩半島西方沖などを経て、2016年4月の熊本地震が最初の陸域でのM6以上地震でした。 ただ、2016年の熊本地震の時に比べて、現在はずっと大きく311の震源域の南北で太平洋プレートの沈み込みが進んでいるため、関東や東北北部・北海道南東部での地震が起こりやすくなっています。 昨日及び今朝書いたことは、最初に関東内陸部でM7程度が起こり、それに後続して、伊豆・小笠原海溝付近でのM8や南西諸島でのM7程度の地震が起こっていくということでした。考え方は次のようなものでした。 1.基本的に海のプレートは地球内部の地殻の熱対流によって海嶺で生成され、海溝で地球内部に沈み込んでいく。陸のプレートは熱対流の影響を受けるが沈み込みはしないため、相対的に海のプレートの動きに注目することで地震の予測が出来る。 2.陸のプレート内の地震は、海のプレートが沈み込むときに、陸のプレートとの間にある固着域から海のプレートの沈み込み圧力を陸のプレートに伝達して、その圧力によって発生する。 3.海溝部付近にある固着域には、そこに到達する前の海のプレートからの押す力と、海溝からすでに沈み込んでいる先端部からの引く力の二つの力がかかる。 4.海溝部あたりにある固着域が頑丈だと、海のプレートの沈み込み圧力がどんどんと陸のプレートへ伝達され、内陸部の大きな活断層が破壊される。これによって陸のプレート内の圧力が減少して固着域の固着が緩み、海溝部付近でプレート境界型の大地震が起こる。311の時は、2004年中越地震、2007年中越沖地震、2008年岩手宮城内陸地震と続いて、2011年に311大地震になった。 この4.の考え方を取って、内陸での地震が先かも知らないと書いたのですが、311の時も、2010年12月22日に父島近海で震源深さ10キロのM7地震が起こり、その後、M6程度の余震が多発したのです。M7が発生した後、311までに陸域で震度1以上を観測したM5以上だけでも12件も発生しています。 2016年4月の熊本地震の際も、前年の11月に薩摩半島西方沖M7の浅い地震が起こっています。結局、一続きのプレートの海溝部の一部が動くと、その隣接部が動きやすくなるということでしょう。座布団の縁のどこか一か所を引っ張ると、当然、その周辺もつられて引っ張られるのと同じことです。 本日の小笠原諸島西方沖M6については深発地震なので、多少事情が異なるはずです。つまり、3.にあるように、海溝付近の固着域には、すでに沈み込んだ海のプレートからの引く力と、まだ沈み込んでいない海のプレートが海溝部へ押し寄せようとする押す力の二つがあり、深発地震が起こると、引く力が強くなるため、海溝部付近の固着域に働く力がその分増加する。よって、その分、内陸での大地震が起こりやすくなるし、海溝型の大地震も起こりやすくなると思われます。 伊豆・小笠原での地震予測は、島嶼部で、地震計がほとんど設置されていず、「最新24時間」とか「最新7日間」ではあまり微小地震数の変動が出てこないため、Hi-netのデータからの予測は困難です。出来るのは、震度1以上を観測した地震の起こり方を見て、減少していたらそろそろ大きなのが来るかもしれないと言ったことです。あと、南西諸島での地震との連動性もある程度あるとは思います。例えば、2015年5月30日の小笠原諸島西方沖M8の前、沖縄本島近海地震は5月1日から30日までに7件発生していて、明らかに多発でした。今月も、沖縄本島近海は今朝までに4件で多発です。なお、沖縄本島と小笠原諸島はほぼ同じ緯度にあります。

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