080-7989-8627

©2019 by 武田信弘のホームページ. Proudly created with Wix.com

 
検索
  • taked65

2020年3月25日の地震の起こり方

2020年3月25日 10:15現在の地震の起こり方について: 茨城県南部地震が3件連続し、千葉県の陸域地震が3月3日以来発生していません。茨城県南部は明らかに茨城県北部と比べて千葉県に近く、特に、犬吠埼に近い地域です。そのため、犬吠埼周辺に太平洋プレートの西向き圧力が大きくかかり、同時に、いわき沖からの太平洋プレートの西向き圧力があるため、犬吠埼よりもやや北側の茨城県南部で地震が連続しているものと思えます。この緯度はどちらかと言うと東京湾北部に近く、内陸での地震が起こるとすると、東京湾北部のM7地震になりやすいと思います。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の「日本全国広域」などを見ていると、東日本の太平洋沿岸部のドットの分布が日々変化していて、3日に2日間程度はいわき沖周辺にドットが多く、3日に1日程度犬吠埼沖にドットが多いような印象を受けます。 更に、1か月程度前までは、房総半島や伊豆半島の南方沖にドットが5個程度以上表示されては消えることが繰り返されていましたが、この1カ月ほどはこの付近にドットがあまり表示されなくなっています。 また、今朝は、東北北部から襟裳岬方面にドットが多く表示されています。岩手県沖から襟裳岬の南方沖にドットが多いのです。 Hi-net高感度地震観測網のトップページにリンクがあるF-netの「最新30日のメカニズム解分布図」を見ると、今朝は例外的に伊豆・小笠原諸島付近での地震が減少しています。 こういった状態は、まず、大まかに、311大地震で宮城県の牡鹿半島沖の非常に大きな固着域が破壊された結果、その周辺の襟裳岬、岩手県沖、いわき沖、犬吠埼周辺と言った東日本の東方沖にある日本海溝の広い地域に分布する複数のかなり大きな固着域に交互に太平洋プレートの西向き圧力がかかり、結果的に太平洋プレートの西向き圧力が分散してしまっているため、なかなか大きな地震発生に至らないことを表していると思えます。次に、2015年に小笠原諸島西方沖でM8の深発地震が起こりましたが、それとの関連で、小笠原海溝付近での非常に活発な太平洋プレートの沈み込み活動が2015年以来継続していることは明らかです。その結果、この付近の海溝で大小の固着域が出来たり破壊されたりを繰り返し、それが房総半島や伊豆半島の南方沖の地震を表すドットの数の増減の繰り返しとなっていたはずです。この一か月ほど、房総半島や伊豆半島の南方沖でのドットの表示があまりないのは、この付近の海溝付近での固着域で比較的小さい固着域の破壊がほぼ済み、比較的大きな固着域に太平洋プレートの沈み込み圧力がかかり出したということだと思います。大きな固着域なので、その破壊までに時間がかかり、その結果、房総半島や伊豆半島の南方沖にドットが現れる間隔が長くなってしまっているのでしょう。 言い訳になってしまいますが、311大地震は869年の貞観地震の再来であり、その意味で、311大地震以降の現在の状況は1000年ぶりのことで、どのような推移を辿るかがなかなか分からないのです。分からないのは、非常に大きな地震、つまり、M7からM8の地震がどのような順番でいつごろ起こるか、その前兆現象はどのようなものになるかです。比較的分かっていることは、M4からM5程度の中規模地震の発生で、一定地域で1週間程度の期間発生がなければ、その程度の規模の地震が発生しやすいことが推定できます。Hi-net自動処理震源マップのN=の値の変動からも、この数年でM5程度の地震については実例が数多くあり、推測がしやすいのです。 ただ、M5程度の地震は予測がなくとも、現実的にほとんど被害はなく、予測の意味がありません。そのため、なるべく大きな、そして長期の変動としてどのようなものが起こりつつあるのかを見ようとしているのですが、なかなかはっきりしません。 2020年03月03日 17時54分頃 千葉県北東部 2.9 1 2020年03月04日 16時25分頃 千葉県東方沖 4.1 2 2020年03月05日 09時39分頃 千葉県東方沖 3.7 1 2020年03月07日 20時57分頃 茨城県南部 3.7 2 2020年03月08日 01時18分頃 千葉県東方沖 3.6 1 2020年03月08日 06時20分頃 茨城県北部 2.8 1 2020年03月08日 06時40分頃 父島近海 4.9 1 2020年03月08日 11時07分頃 茨城県北部 2.9 1 2020年03月08日 12時22分頃 群馬県南部 2.9 1 2020年03月10日 18時29分頃 父島近海 4.5 1 * 2020年03月13日 00時38分頃 父島近海 4.3 1 2020年03月13日 01時30分頃 茨城県沖 3.2 1 2020年03月13日 22時06分頃 八丈島近海 4.5 2 2020年03月14日 13時34分頃 八丈島近海 3.7 1 2020年03月15日 19時09分頃 茨城県南部 3.6 2 2020年03月21日 00時53分頃 茨城県南部 3.2 1 2020年03月25日 02時57分頃 茨城県南部 2.8 1 以下にあるように、「茨城県」、「千葉県」、「東京都」などのN=の値は変動の方向が一定せず、数日で増減を繰り返しています。このため、明朝までに関東地方の内陸でM5以上の地震が起こる可能性はほぼないと思います。N=の値の変動の方向が一定ですと、増加にしろ減少にしろ歪みが蓄積することを示しているはずですから、大きな地震に結びつく可能性が高いはずで、変動の方向が短期間で入れ替わっていると、歪みの蓄積も少ないと思われるからです。 「福島県」06:00頃の値 3月12日:279 3月13日:277 3月14日:265 3月15日:279 3月16日:286 3月17日:315 3月18日:322 3月19日:350 3月20日:356 3月21日:364 3月22日:360 3月23日:360 3月24日:353 3月25日:352 「茨城県」06:00頃の値 3月12日:402 3月13日:409 3月14日:396 3月15日:413 3月16日:419 3月17日:465 3月18日:484 3月19日:519 3月20日:527 3月21日:533 3月22日:539 3月23日:543 3月24日:514 3月25日:520 「千葉県」06:00頃の値 3月12日:174 3月13日:186 3月14日:192 3月15日:205 3月16日:212 3月17日:228 3月18日:247 3月19日:256 3月20日:264 3月21日:265 3月22日:262 3月23日:260 3月24日:243 3月25日:251 「東京都」06:00頃の値 3月12日:095 3月13日:095 3月14日:103 3月15日:110 3月16日:128 3月17日:154 3月18日:157 3月19日:155 3月20日:147 3月21日:126 3月22日:125 3月23日:117 3月24日:098 3月25日:116 「埼玉県」06:00頃の値 3月12日:246 3月13日:242 3月14日:234 3月15日:236 3月16日:296 3月17日:346 3月18日:369 3月19日:380 3月20日:372 3月21日:368 3月22日:359 3月23日:269 3月24日:243 3月25日:238 今朝のHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の変動幅は非常に小さいです。昨日3月24日は、震度1以上の地震が8件も起こり、その内4件が午前8時以降に起こっていることを考えると、微小地震の変動が小さいと思えます。 「最新7日間」で15以上の変動があった地域は3地域のみでした。これも例外的に少ないです。 このような微小地震数の変動の小ささは二つの見方が可能だと思います。一つは、地震活動、つまり、プレートの動き自体が抑制されていること。もう一つは、何らかの原因でプレートの動きが微小地震の増減に結びついていないということ。前者はごく単純な話です。後者は、例えば、プレートの動きが水平方向ではなく、上下方向に転換されてしまっている場合などがあると思います。海のプレートの上には富士山程度の海山があることが多く、その海山の斜面は当然斜めになっています。この斜めの面が陸のプレートの下面に直接接するようになると、海のプレートの水平方向の動きが陸のプレートに対して鉛直上向きに力を加えるようになるわけで、この結果、陸のプレートへの水平方向の力は伝達されなくなってしまうのです。 では、現在起こっていることは前者か後者かが問題です。自分としては後者である可能性が相当に高いと思います。根拠は、例えばこの数日の「埼玉県」とか「長野県」の微小地震の増加、または、その前の能登半島でのM5地震の後のN=の値の200以上の増加など、この2か月間程度で、内陸部のN=の値が1週間以上にわたって継続的に増加することがあったからです。これらのことは、単に一定の固着域が破壊されるだけでなく、その地域一帯の地盤が西向きに圧縮されだしていることを示しているはずです。ある程度長期に見れば、2016年の熊本地震、鳥取県中部地震、福島県沖地震、茨城県北部地震、そして、2018年の大阪府北部地震、北海道胆振中東部地震、2019年の山形県沖地震で起こってきたことと同じことが関東から中部地方で起こってきていると見るべきだと思います。 311大地震前は、例えば2004年の中越地震、2007年の中越沖地震などM6からM7の地震が発生していました。現在は、2016年の熊本地震などやはりM7地震が起こっているのですが、熊本地震以外は比較的小規模な地震であるため、311大地震と同じようなM8以上の地震が切迫しつつある状況とは思えません。 F-netの「最新30日のメカニズム解分布図」で伊豆・小笠原海溝付近のドットの数が3月25日0:00現在で8個しかないことは、この数か月の推移からみてかなり少なく、関東地方の震度1以上地震の発生が茨城県南部地震が3件連続していて、千葉県の陸域地震の発生が3月3日以降ないこと、そして、Hi-net自動処理震源マップの「最新30日間」の「千葉県」のN=の値が09:45現在で986であり、990を下回っていることを併せて考えると、比較的千葉県のM5以上の内陸地震が起こり易くなっていると考えるべきだと思います。この傾向が今後1週間程度続くと、東京湾北部とか霞ケ浦西方でのM7地震が起こり易くなってきていると考えるべきだと思います。 日本全国で見ると、「最新24時間」の変動が小さいため、明朝までのM5以上地震がなり区部で起こる可能性はかなり小さいと思えます。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日06:15と本日05:15での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:255→274(増加19) 「日本全国拡大」:252→273(増加21) 「北海道」   :009→016(増加07) 「東日本」   :173→188(増加15) 「本州中部」  :103→093(減少10) 「西日本」   :084→086(増加02) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「東京都」:098→116(増加18) 「福岡県」:185→167(減少18) 「鹿児島県」:359→341(減少18)

2回の閲覧
 

武田信弘のホームページ

最新情報

Freelance
 

お問い合わせ

080-7989-8627

Hustle