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2020年2月28日の地震の起こり方

2020年2月28日 09:15現在の地震の起こり方について: Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」を見ると、東日本の太平洋側の沖合、多分日本海溝あたりに10個程度の浅い地震から震源深さが100キロ程度までのドットが並んでいます。北緯35度から同39度程度までの間です。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」はあまり変動がありません。地域別での最大変動幅は増加12であり、明朝までの内陸部でのM5以上地震が起こる可能性は小さいと思います。 「最新7日間」での15以上の変動があったのは、今朝は4地域のみです。最大の変動幅も「宮崎県」減少19で、こちらも変動幅が小さいです。 昨日06:30と今朝の06:15での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:249→271(増加22) 「日本全国拡大」:248→268(増加20) 「北海道」   :014→023(増加09) 「東日本」   :154→166(増加12) 「本州中部」  :103→100(減少03) 「西日本」   :091→096(増加05) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「神奈川県」:148→133(減少15) 「長崎県」:114→098(減少16) 「宮崎県」:332→313(減少19) 「鹿児島県」:344→326(減少18) このような変動幅の小ささは、地盤の状態が安定していると見ることも出来て、よい傾向だという判断も可能だと思いますが、最初に書かせて頂いた、日本海溝付近での微小地震多発と併せて考えると別の見方をするべきかも知れないのです。この1週間の「最新7日間」での日別の15以上変動地域数の推移は次の通りです。 2月28日:04地域 2月27日:05地域 2月26日:12地域 2月25日:08地域 2月24日:12地域 2月23日:05地域 2月22日:15地域 上にあるように、普通は、15以上の変動がある地域数は一日毎に増減を繰り返しているのですが、昨日と今日は減少が続いているのです。このことは、海溝部で太平洋プレートの西向き圧力が吸収されてしまっていて、陸の地殻へ横向きの圧力伝達が減少していると見ることが出来ます。つまり、太平洋プレートの西向きの沈み込み圧力が、直接、海山の上面と陸のプレートの下面とのかみ合わせ部分にかかるようになっていて、海山は斜面があるために、そこで陸のプレートにかかる圧力が鉛直上向き方向に変換されてしまい、横向き圧力が減少しているのです。 実際、15以上の変動があったのは「神奈川県」、「長崎県」、「宮崎県」、「鹿児島県」の4地域であり、「長崎県」は中央構造線の北側での圧力減少を反映していますし、「神奈川県」、「宮崎県」、「鹿児島県」の変動は伊豆・小笠原海溝での太平洋プレートの圧力減少の影響を受けやすい地域です。 以上のことから、現在は、海溝部付近でのある程度大きな地震が起こりやすくなっていると思います。より正確には、このような変動を何回か繰り返して、内陸部でのかなり大きな地震が起こった後に、関東の東方沖から伊豆・小笠原海溝付近でのM8地震が起こるのだと思います。内陸でのかなり大きな地震は既にいつ起こっても不思議ではなく、海域でのM8地震も何年も先のことではなく、半年程度に切迫していると思えます。このことの根拠は、「最新7日間」の「日本全国広域」で見ると、伊豆・小笠原海溝の北緯30度付近で深発地震も浅い地震もドットの表示が無くなっていることや、より南部で50キロよりも浅い地震を示すドットが7個程度表示されるようになっていることです。311大地震から数年間は、三重県沖から南東方向に北緯25度付近まで深発地震のみの帯が出来ていたのですが、その後、浅い地震が起こるようになり、この数年は北緯33度以南での深発地震が極端に少なっているからです。更に、関東地方の陸域の地震の起こり方が昨年から大きく変動するようになっていて、特にこの2月は陸域地震多発となっていることがあります。関東付近の大きな固着域はいわき沖と犬吠埼付近です。昨年から、この二つの大きな固着域に交互に太平洋プレートの西向き圧力がかかるようになってきて、陸域の大きな地震が起こる環境が整いあると思えるからです。

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