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長野県及び岐阜県での連続地震について

長野県及び岐阜県の連続地震について: 311大地震直前の2011年2月27日から多発していた岐阜県飛騨地方の地震と先月23日頃から頻発していた長野県中部地震と岐阜県飛騨地方の地震について、及びその他の長野県及び岐阜県の連続地震において、件数、マグニチュード、震源球などの比較をしてみました。 以下のデータは、震源球を除いて、気象庁の震度データベースによっています。震源球については、Hi-netのAQUAシステムメカニズム解からです。 気象庁の震度データベースは、気象庁が地震発生後すぐに出す地震情報(ヤフーとか日本気象協会も同じ)が暫定的なものであるのに対し、その後の検討で訂正されることがあります。例えば、暫定情報である5月20日19:10長野県中部M3.0は、震度データベースで震源地が岐阜県飛騨地方と訂正されています。 結論として、この4月23日からの長野県中部地震とこの5月からの岐阜県飛騨地方の連続地震は震源球の形や向きがほぼ一定であり、関東及び東北南部からの西向き圧力が継続して働いているために起こっている地震であることが明らかであり、2011年2月27日の岐阜県飛騨地方の地震とかなり似ています。その意味で、今後かなり近いうちに、中部地方のより東側、またはより西側の関東又は関西でM7程度の地震が起こっていくことになると思います。 ただ、311大地震時と現在ではかなり日本列島全体の状況が変わっていると思います。311の時は、3月9日から三陸沖でM7からM5程度の地震が数十件発生したことから分かるように、三陸沖のこの連続地震の原因となった大きな固着域がほぼ同じ緯度の大陸棚の地下にあり、それが太平洋プレートの沈み込みを止めていて、結果的に3月9日からの三陸沖(日本海溝のハワイ側)でのアウターライズ地震となったわけです。海のプレートが沈み込む手前で、下方向に折れ曲がるところが割れるのがアウターライズであり、海溝の手前の部分(海溝の外側)が割れて上に跳ね上がるためアウターがあがるという意味でアウターライズと呼ばれているはずです。三陸沖のM7からM5の地震の連続で、日本海溝からの西向き圧力が一気に強くなり、それが日本海溝と東日本の間の大陸棚の下にあった大きな固着域をどんどんと連鎖的に破壊していき、311大地震となったわけです。311前の数百年間に渡り、大陸棚の下の大きな固着域によって、東日本の地下への太平洋プレートの沈み込みは大きく抑制されて来ていて、そのために、日本付近での太平洋プレートの西向きの動きはほぼ全て日本海溝のハワイ側でアウターライズが起こることで吸収されてきたわけです。日本付近で太平洋プレートの沈み込みが起こってこなかったため、例えば富士山のマグマを大量に噴出する地震はこの1000年間程度発生がありません。仮に沈み込みがあれば、マグマが生成されるため、マグマを噴出する火山噴火が起こっていないとおかしいです。 311以降は日本海溝からの太平洋プレートの沈み込みが約600年程度ぶりに再開され、徐々にその沈み込み速度が上がってきている様子です。その結果が例えば西ノ島での噴火とマグマの大量噴出による新たな西ノ島の形成です。 日本海溝からの太平洋プレートの沈み込みが311以降再開されたため、大陸棚の地下にある大きな固着域に太平洋プレートの西向き圧力が新たにかかるようになり、311大地震以降の数年間で破壊されたもの以外の非常に大きな大きな固着域に新たに西向き圧力がかかるようになっていて、そこから西向き圧力が陸域へ伝達され、内陸部での浅い地震が起こっています。これ等の固着域は基本的に311大地震前の固着域よりもより陸域側にあり、また、より深い位置にあるはずです。そのため、なかなかはっきりとは破壊が起こらず、サイレント滑りのような現象も起きやすいのです。 311大地震前よりも陸域に近い大陸棚の下面に太平洋プレートとの固着域があるため、より内陸部へ太平洋プレートからの西向き圧力が伝わりやすくなっています。多分、これが、311大地震以降、長野県や岐阜県での地震発生が増加している理由です。長野県中部や岐阜県飛騨地方は福島県いわき沖と千葉県犬吠埼のちょうど中間点に位置し、この二つの大きな固着域からの西向き圧力がちょうど重なる地域が飛騨地方なので、今回の地震が起こっているわけです。 そういった意味で、311大地震の直前にも日本海溝の南北の幅で、東日本の陸域にかかる西向き圧力が大きくなり、それが2011年2月27日の飛騨地方地震を起こしたと思われます。 2011年2月27日の岐阜県飛騨地方の連続地震が311大地震の前兆であったのは次のことから言えると思います。 1.最大の地震であった2月27日05:38のM5.5が逆断層型で北西ー南東方向に圧縮軸があるものであったこと。その後に、横ずれ型で西方向へ押す力のものに変わったこと。M5.5逆断層型で北西ー南東方向に圧縮軸であったのは、2010年12月に多発した父島近海地震の影響で、飛騨地方よりも南の地域で太平洋プレートの西への沈み込みが活発化していて、それによって飛騨地方の南側に西向き圧力がより強く働いていたからでしょう。本来は東西方向に働く力が、飛騨地方よりも南側がより西へ進んだことで西上がり・東下がりになってしまったということです。この後、横ずれ型西方向へ押す力に変わったのは、父島近海での西への沈み込みから飛騨地方に働く力よりも、宮城県牡鹿半島沖などの日本海溝付近で西へ沈み込もうとする太平洋プレートの西向き圧力から飛騨地方へ働く力の方が大きくなってしまったからです。全体として、東日本の沖合にある日本海溝から西へ押す力が卓越して起こったのが2011年2月27日の岐阜県飛騨地方の連続地震であり、その2週間後の311大地震です。 2.311大地震前は約10年間に渡り、東北から中部でのM6からM7の大地震が続いていたこと。 太平洋戦争終了時前後の大正東南海地震や大正南海地震以降、1993年の北海道南西沖地震 - Mj 7.8、いわゆる奥尻島地震までは日本は地震静穏期であったはずで、この奥尻島地震以降、日本列島全体に係る東西圧縮力が増したのです。その後の1995年の阪神大震災が日本海東縁歪集中帯での地震であることは日本地震学会など専門家の一致した見解となっています。基本的に、東日本が載る北アメリカプレートを西側から東へ押す力と太平洋プレートが東日本を西へ押す力が拮抗でしてできているのが日本海東縁歪集中帯です。その結果、2001年芸予地震(広島での地震)、2004年中越地震、2007年中越沖地震、2008年岩手宮城内陸地震と続き、東日本から関西へかけての西向き圧力が内陸部で強まっていったわけです。それが原因で2011年2月の岐阜県飛騨地方地震が発生したと言えると思います。 3.事実として、311大地震の2週間程度前に飛騨地方の連続地震が起こっていること。時間的に最も接近しているM5以上地震がこの岐阜県飛騨地方の地震でした。そのため、関連性があると思えること。 では、長野県とか岐阜県の地震はどのように起こってきたのでしょうか。それを見るために、気象庁の震度データベースで、長野県と岐阜県の震度1以上地震を対象に、2009年1月以降の月毎の件数を調べました。長野県については、長野県北部、長野県中部、長野県南部の3つの震央地名。岐阜県は、岐阜県飛騨地方、岐阜県美濃東部、岐阜県美濃中西部の3つです。 2011年2月が、上に挙げた震央地名6か所合計で37件の震度1以上地震が発生していました。そのため、25件以上を多発と見なす事にしました。25件以上発生があった月は次のとおりです。 2011年02月:037件 2011年03月:332件 2011年04月:079件 2011年06月:046件 2011年07月:030件 2012年07月:027件 2014年05月:058件 2014年11月:117件 2014年12月:027件 2017年06月:072件 2018年05月:025件 2018年11月:056件 2020年04月:076件 2020年05月:079件(*5月20日まで) なお、2009年1月から2011年1月までは、2009年10月の16件を除いて、全ての月で一桁の発生数しかありませんでした。 上の14カ月の内、2011年の3月から7月までは、毎月20件以上のM5以上地震が発生しているため、あまりに地震多発で、長野県や岐阜県の影響を受けているかどうかは検証が不可能です。同じことが2016年ごろまで言えるのですが、一応2012年以降については、日別の回数表を出力させて、集中して発生している日があるかどうかを見ました。 以下、2012年7月などの月毎の発生状況についてです。2011年2月27日の地震については最後に触れます。 2012年07月: 7月10日に長野県北部18件の集中です。10日12:48M5.2が発生し、その日のうちにM2~M3の地震が17件後続しました。なお、この7月10日は04:25に奄美大島北東沖M5.3が発生しています。一か月以内である8月9日までに日本国内で震度1以上を観測した地震で最大地震は7月29日の日本海北部M5.7でした。この地震と長野県北部18件が関連しているかどうかはかなり微妙だと思います。 震源球:やや正断層型気味の横ずれで、多分東西方向に押す力が働いたもの。 2014年05月: 5月3日35件の多発で主に岐阜県飛騨地方です。しかし、M4以上地震は発生せず、最大地震はM3.9でした。一か月以内である6月2日までに起こった地震の中での最大地震は5月5日の伊豆半島近海M6.0でした。緯度的にもある程度近いため、飛騨地方の地震が前兆であった可能性はあると思われます。 Hi-netのAQUAシステムメカニズム解には5月3日に岐阜県飛騨地方が3件、長野県中部が1件掲載されていて、全てが横ずれ型で多分東西方向に押す力が働いたものです。この意味で、5月5日の伊豆半島近海M6.0の前兆と言えると思います。 2014年11月: 長野県北部の地震。11月22日:24件、23日:49件、24日:16件の多発です。11月22日22:08長野県北部M6.7が発生し、同22:37にM4.5が発生しています。その他はM2からM3でした。大きな地震であったため期間を長めにとり、12月31日までのM5以上地震を調べると、11月23日三陸沖M5.1、12月11日石垣島北西沖M6.1、12月19日釧路沖M5.3、12月20日福島県沖M6.0、12月25日福島県沖M5.6の発生がありました。石垣島北西沖や釧路沖は除いて、三陸沖や福島県沖については、長野県北部と緯度が近く、長野県北部が前兆であったと見なせると思います。 11月22日22:08長野県北部M6.7は北西ー南東方向に押す力が卓越した逆断層型です。ごく浅い地震であったことを合わせて考えると、太平洋プレートの西向き圧力が関東付近から働いた地震であり、この意味で11月23日三陸沖M5.1や12月20日福島県沖M6.0、12月25日福島県沖M5.6の前兆であったと見なしていいと思います。 2014年12月: 長野県北部。12月1日の4件が日毎の最大件数であり、特に集中して発生はしていませんでした。11月22日からの多発があったために、12月に入っても散発的に長野県北部が起こっていたようです。 なお、AQUAシステムメカニズム解には12月1日の長野県北部が1件掲載されていて、東西方向に圧縮軸がある逆断層型でした。上の2014年11月と併せて、12月20日福島県沖M6.0、12月25日福島県沖M5.6との関連性があると考えていいと思います。 2017年06月: 長野県南部の地震。6月25日36件、26日13件、27日10件の多発でした。25日07:02長野県南部M5.6がまず発生し、その後09:24にM4.5、15:17にM4.7で、その他の地震はM3前後でした。7月24日までの最大地震は、7月13日の日本海西部M6.3の深発地震でした。緯度的には岩手県あたりであり、長野県南部と関連性があると言えるかどうかは微妙です。しかし、M5以上地震は多発していて、6月28日北海道東方沖M5.7、6月30日宮古島北西沖M5.2、7月1日胆振地方中東部M5.1、7月11日鹿児島湾M5.3、7月20日福島県沖M5.8、7月22日三陸沖M5.0、7月24日三陸沖M5.7、7月26日奄美大島近海M5.8、7月28日鳥島近海M5.2、7月30日関東東方沖M5.2などが発生していました。どちらかというと、5月から7月の3か月合計のM5以上地震数が25件もあり、長野県南部地震が前兆と言うよりも既にM5以上地震が多発している中での長野県南部地震M5.6であったと見るべきかと思います。なお、2月から4月の3か月間でM5以上は15件、8月から10月の3か月間で19件でした。 25日07:02長野県南部M5.6の震源球は北西ー南東方向に圧縮軸がある逆断層型でした。伊豆・小笠原海溝付近からの太平洋プレートの西向き圧力がフィリピン海プレートを北西方向に押し上げ、それが陸のプレートに伝わって長野県南部の地震が起こったものと思われます。 2018年05月: 長野県北部地震で、1日に10件以上と言った多発はなく、5月12日に5件、16日に4件、25日に4件、26日に3件と言った散発状態でした。5月12日M5.2 震源深さ11キロ、最大震度5が富山県との県境付近で発生し、その後、25日にM5.2、震源深さ6キロ、最大震度5強が北東端と言っていい新潟県境で発生しています。 この時には、6月2日に北海道東方沖M5.6、6月12日大隅半島東方沖M5.6、6月18日大阪府北部M6.1、6月26日広島県北部M5.0が発生していました。 5月12日と25日M5.2は逆断層型気味の横ずれ型でほぼ東西方向に押す力で発生した地震です。 この2018年5月の長野県北部地震以降、関東から関西にかけての地盤の緊張と言うか、圧力がほぼ限界に達していて、長野県とか岐阜県での大きな地震が起こると、その後数週間で関東とか関西でM6地震が起こるようになってきていると思われます。 2018年11月: 岐阜県飛騨地方の地震が、11月23日に7件、24日に23件、25日に11件の多発でした。しかし、M5以上地震はおろか、M4以上の地震もなく、M3以上が3件で、残りはM1からM2の地震でした。一か月以内のM5以上地震としては、11月27日茨城県南部M5.0、11月28日青森県東方沖M5.7、12月8日福島県沖M5.0、12月10日東海道南方沖M5.2、12月15日小笠原諸島西方沖M5.2、12月16日台湾付近M5.4などでした。 AQUAシステムメカニズム解には、2018年11月の岐阜県飛騨地方の地震の掲載はありませんでした。 2020年04月:076件 2020年05月:079件 これが現在のシリーズです。4月23日に長野県中部13:44M5.5がまず発生し、その10分程度後の13:57にM5.0、4月26日にM5.0が発生しています。その後、5月4日に千葉県北東部M5.6、5月6日に千葉県北西部M5.0、5月11日に茨城県沖M5.8が発生しました。5月18日宮城県沖M5.2も発生がありました。 また、5月19日12:17に福島県沖M5.4、同日13:12に岐阜県飛騨地方でM5.4が発生しています。 4月のAQUAシステムメカニズム解には長野県中部が9件、岐阜県飛騨地方が5件記載されています。ある程度揺らぎが大きいものが3件ありますが、基本的にどれも横ずれ型の東西方向に押す力が働いたものです。 5月のAQUAシステムメカニズム解には5月23日15:00時点で岐阜県飛騨地方が16件、長野県中部が1件記載されていますが、多少の揺らぎがあるものの全てが横ずれ型で、東西方向に押す力が働いたものに見えます。 4月よりも5月の方が震源球の形や向きが揃って来ているため、今後、より大きな地震が起こる可能性が高いと思われます。 長野県中部や岐阜県飛騨地方でマグニチュードが小さい地震が頻発した2018年11月以降の数か月は、数千キロ離れた地域でM7が頻発していました。 マグニチュードが大きい地震が頻発した時は、本州又は日本列島での大きな地震が起こる傾向が強いと思われます。 この違いは、日本列島の地殻が太平洋プレートの沈み込み帯に北東から南西方向に長く展開していて、東日本が北アメリカプレート、西日本がユーラシアプレートに属し、長野県から岐阜県での地震が、その境界を震源とするものとして、両プレートの微妙な動きを反映しているからだと思われます。遠地での大きな歪みは、その長い距離によって圧力が減衰してしまい、小さなマグニチュードの地震になるのでしょう。近地での大きな歪みは、距離が短いため、圧力が強く作用して、マグニチュードの大きな地震になると思われます。 では、今後、どの程度の大きさの地震になるかを、2011年2月27日の飛騨地方との比較から予測してみます。 2011年2月27日の岐阜県飛騨地方: 件数:2月27日02:28にM5.0が発生し、その日の内に30件、翌日から3月10日までに9件、311大地震が起こった3月11日は、311大地震後に17件が発生しています。(311当日の311大地震後に17件もの連続地震があったことは、岐阜県飛騨地方が東北・関東からの地盤の動きに敏感に反応していることを示しているはずです。) マグニチュード:2月27日から3月10日までにM4以上は3件で、3件とも2月27日に発生。M5.0、M5.5、M 4.0の順番。 最初のM5.0の次の地震がM5.5とマグニチュードが短期間で大きくなっている点が問題。最初のM5地震では付近の歪みが解消されず、より広い地域からの歪みがそのまま残っているため、マグニチュードのより大きな地震が起こったと思われます。最初の地震が引き金となって、より広い地域の歪みを解消する地震を起こしているわけです。このように、ほぼ同じ震源域で短期間にマグニチュードが5から1程度より大きくなる地震が起こると、その半月から1年後程度に隣接又はある程度離れた同じ緯度付近でより大きな地震が起こる傾向があります。これも、非常に大きな地域に歪みが発生していることが背景にあると思われます。 AQUAシステムメカニズム解には2月27日の岐阜県飛騨地方が4件、28日に2件の合計6件記載されています。この内、最初の3件は逆断層型で北西ー南東方向に圧縮軸があるもの。2月27日の最後及び28日の最初が横ずれ型で東西に押す力が働いたもの。28日の最後が横ずれ気味の逆断層型で北西ー南東方向に圧縮軸があるものでした。 311前の岐阜県飛騨地方の逆断層型の圧縮軸が東南東に傾いていたのは、前年2010年12月に父島近海でM7からM5地震が多発していて、そのため飛騨地方よりも南側でより西へ押す力が働いていたからのはずです。 上のような311前の地震に対し、現在の地震は、4月22日にM3程度の長野県中部地震が5件発生し、翌23日13:44にM5.5、13:57にM5.0。26日にもM5.0。この3件のM5地震を含めて、4月22日から30日までにM2からM5程度の68件で、その内、M4以上がM5を含めて6件。岐阜県飛騨地方地震は5月19日13:12にM5.4、14:23にM4.7、16:05にM4.4、16:55にM4.7の4件のM4以上地震がありました。また、5月22日 14時15分頃の岐阜県飛騨地方M3.3の地震以来、飛騨地方や長野県中部での震度1以上地震の発生はありません。 まず、M5以上の数ですが、2011年2月27日のものはM5以上がM5.0、M5.5の2件です。それに対して、現在は既に長野県中部地震で3件、岐阜県飛騨地方で1件の合計4件ですから、311前の二倍になっています。ただ、2011年2月27日の時のように、マグニチュードが大きくなるようなことは起こっていないため、311大地震前に比べると狭い範囲での圧力集中が飛騨地方などに発生していると思えます。 311大地震で宮城県牡鹿半島沖が50m程度滑ったと言われていますが、そのような一気の沈み込みにより、現在は、日本海溝全体で、北端の襟裳海山、岩手県中部沖、宮城県牡鹿半島沖、福島県いわき沖、千葉県犬吠埼沖、そして、南端の鹿島第1海山といった大きな固着域にそれぞれの地域の太平洋プレート沈み込み圧力がかかることになっていると思われます。太平洋プレートの西向き圧力がほぼ同じ経度(東経142度から143度)で分散していることが、311大地震以降9年間に渡って大きな地震が日本の内陸部で発生していない原因でしょう。 上の二つのこと、つまり、311大地震よりも狭い範囲、多分、いわき沖から犬吠埼までの緯度での圧力集中が飛騨地方あたりに起こっていることと、日本海溝からの西向き圧力が襟裳海山から鹿島第一海山までにほぼ均等に分散していることから、311大地震の数分の1程度、よってM8程度の地震が起こりつつあると思えます。(これは、311大地震がM9で、その隣接地域ではMが1程度小さくなる地震が起こると言われているため、ある意味常識的なことです。)陸域であれば、大陸棚にある特定のある一つの固着域からの西向き圧力で起こるため、より小さくなりM7程度でしょう。 よって、この4月からの長野県中部及び岐阜県飛騨地方の連続地震は、今後1週間からひと月程度で、日本列島付近でのかなり大きな地震、海域であればM8、陸域であればM7に結びつく可能性が高いと思われます。 地域は、やはり、東北南部から関東地方での可能性が高いです。特に、本日5月23日16:42に紀伊半島南東沖でM5.2の深発地震が発生しているため、南関東から伊豆諸島付近での発生があり得ます。 大きな地震が来る前にやれることは数多くあります。

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