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福島県沖で M 6.0を含む連続地震

茨城県沖でM6.0を含めた連続地震
8月4日05:33頃に、茨城県沖で震源深さ約40キロ、M6.0の地震が発生しました。震源球を見ると、逆断層型で西北西ー東南東に圧縮軸がある地震であるようです。基本的に大平洋プレートによって西に押された結果起こっている地震です。
幾つか問題があります。
1.茨城県沖M6.0にしては、余震が多いこと。日本気象協会の地震情報サイトで茨城県沖地震を見ると、前回のM6以上地震は201221415:22のM6.2でした。この時、地震発生後8時間までに発生した震度1以上地震は同日21:41のM4.2のみでした。今回の地震は、発生8時間後の本日13:33までに震度1以上を観測した余震が4件発生しています。EMSCでは、震度1を観測したかどうかは関係なく、単にM4以上地震の一覧を見ることができますが、EMSCでは9件のM4以上地震が発生しています。
2.Hi-net自動処理震源マップのAQUAシステムメカニズム解カタログで震源球を見ることができます。今朝05:33頃の茨城県沖を含めて、それ以降6件の震源球を見ることができますが、どれもほぼ同じ形、向きの逆断層型です。つまり、この付近の岩盤に係る力が以前として解放されていず、同じ方向に同じような形で力がかかり続けていることになります。また、「最新23時間」の「東日本」のマップを見ると、この茨城県沖の地震が西北西ー東南東方向に50キロを超す長さのかなり広い地域で起こっていることが分かります。つまり、かなり大きな固着域が破壊されかかっていると思えます。
3.茨城県沖地震の発生頻度が今年になりかなり不規則になっていること。気象庁の震度データーベースで震央地名を茨城県沖で20208月以降の月別発生件数を出力させると次のようになります。
202008月:409月:710月:411月:412月:72021年:
01月:302月:303月:604月:105月:906月:107月:8件

上にあるように、4月と6月は1件しか発生が無く、5月と7月には9件とか8件と多発です。このように発生件数が大きく変動していることは、この付近の比較的大きな固着域の破壊が進行していることを現していると思えます。つまり、大きな固着域の周辺で破壊が進んでは、その後、歪みが蓄積されるまでは地震が起こらないといった事をくり返すからです。

全体的に考えて、今年2月から東北でM7規模の地震が発生したことから、今後、あまり遠くない将来、首都圏でM7規模の地震が起こる可能性が高いです。今年春には、213日福島県沖 M7.3320日宮城県沖 M6.9501日宮城県沖 M6.8と続いたのですが、今回の茨城県沖がこの一連の地震の続きを誘発する可能性があります。同じ日本海溝からの太平洋プレートの沈み込みで起こっているため、福島県沖や宮城県沖で発生したM7規模の地震がより南の茨城県沖や千葉県東方沖で起こる可能性が高いからです。

なお、「福島県浜通りを震源とする深発地震」で書いたように、福島県浜通りで深発地震が起こると一週間程度後にM7規模の地震が日本周辺で起こる傾向があります。今回の福島県浜通り地震は81日発生のため、まだ1週間は経過していず、そのため、この意味でも今後数日でM7が日本周辺で起こる可能性があります。
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