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直下型地震の実態を誤解をしている

直下型地震の実態が誤解されていないだろうか?


本日11月14日11時過ぎからNHK総合テレビで地震のことを取り上げていた。その中で地下鉄のことが言及された。地下鉄は地震時に無事に停車するという前提で幾つかの注意が言われていたが、自分は地震で一気に脱線することもあると考えている。


阪神大震災などの内陸直下型の地震の時、跳び石現象というものが観察されている。地震の揺れでかなり大きな重量物が跳びはねる現象のことだ。中には庭にあった石灯籠のいちばん上の部分が横の塀を超えて外の道路へ飛び出してしまったという事例もある。阪神大震災の体験談には、早朝散歩をしていて、揺れで体が跳ね上げられて何回か回転したというものもあった。同じことが、地下鉄のレールの上でも起こると思う。地下は揺れが少ないというのは横波での揺れのことだ。空中での揺れは周りに空気しかないため、揺れ方によっては揺れ幅が大きくなってしまう。しかし地下は周りに土壌があるため、揺れ幅が大きくならない。それで地下は安全だとされるのだ。しかしながら、縦波は粗密波で、エネルギー波であるため揺れ方が全く違う。ハンマーで殴られたような衝撃が加わる。理科の実験で運動量保存の法則を見せるために、球状の振り子が5個程度隣接して吊り下げられていて、端の振り子を外側に持ち上げて放し、残りの振り子にぶつけると、反対側の振り子が飛び上がるというものがある。あれと同じで、地下で岩盤が破壊されたエネルギーが縦波で伝わると、その方向にあるものが場合により跳ね飛ばされる。


地下鉄が走行中に跳ね飛ばされると、時速が50キロ程度は出ていることがあり、地震の衝撃で座席から浮いた体がそのまま空中から床や壁に衝突することになる。


阪神大震災は夜明け前の地下鉄がまだ動いていない時間帯の地震であったため、地下鉄で車両が跳ね飛ばされたという事例は起こっていない。多分、世界的にそういったことはまだ観察されていない。それは、大地動乱の時代が地下鉄が発達したこの数百年はまだ来ていなかったからだと思う。M9地震が2004年、2011年と発生し、世界的に大地動乱の時代へ入りつつある。今までの地震像とはかなり異なった被害が直下地震では起こることをもう少しきちんと認めるべきだと思う。


なお、専門家による資料として「(公益法人)土木学会関西支部 調査研究委員会 都市直下地震での鉛直方向の免震構造に関する調査研究委員会 平成31 年3 月」が詳しい。


上の資料には、


>直下地震の余震の特性、すなわち 衝撃的上下動については 震源から10km 以内の領域に限られ、それ以上離れると 通常の地震 即ち上下動が水平動の約1/2 になることが明らかとなった。


と書かれている。半径10キロは直径20キロであり、東京湾奥の北東側の辺の長さがだいたい20キロ程度。仮に震央が港区辺りだと23区はその半分ぐらいが半径10キロに含まれてしまう。

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