top of page
検索
  • 執筆者の写真taked65

半月程度で関東付近でかなり大きな地震が起こるという予測

東京湾北部周辺でM6以上地震が数日中から1週間程度で起こる可能性が高いと思います。以下、その根拠です。

(1)東北での地震が東北北部から東北南部へ移動していること。

今月の57日までの1週間で、東北地方の地震は、次のように9件中8件が宮城県以北でした。

202105010910分頃		岩手県内陸南部	M4.3	2	  
202105011027分頃		宮城県沖		M6.8	5強	 *M5以上  
202105011201分頃		宮城県沖		M3.6	1	  
202105011558分頃		宮城県沖		M3.8	1
202105012206分頃		宮城県沖		M3.5	1	  
202105031429分頃		宮城県沖		M3.8	1	  
202105040330分頃		宮城県沖		M3.4	1	  
202105050310分頃		福島県沖		M5.3	3 	 *M5以上	  
202105070343分頃		青森県東方沖	M3.8	1	  

上にあるように、55日に東北地方の福島県以南、つまり、東北地方を宮城県以北と福島県以南に分けて見ると、この7日までの1週間で5日に初めて福島県沖で震度1以上地震が起こりました。そして、57日以降は、次にあるように福島県沖が多く起こり出していたのです。

202105080824分頃		福島県中通り	M3.4	1
202105090157分頃		福島県沖		M4.4	1	   	  	  	  
202105110047分頃		青森県東方沖	M4.0	1	  
202105120830分頃		岩手県沖		M4.2	2	  
202105122222分頃		福島県沖		M3.4	1	  
202105122340分頃		秋田県内陸北部	M2.8	1	  
202105131026分頃		福島県沖		M3.9	1	  
202105140858分頃		福島県沖		M6.0	4 	 *M5以上	  
202105140923分頃		福島県沖		M4.0	1
202105142151分頃		福島県沖		M3.9	1 	 	  
202105142306分頃		福島県会津		M2.7	1

上にあるように58日以降の1週間で、11件中8件が福島県以南でした。そして、本日514日、福島県沖M6が発生しました。

(2)関東地方の関東地方の陸域および茨城県沖、千葉県東方沖のM5以上地震が今年になってからまだ1件も発生していないこと。この「関東地方の関東地方の陸域および茨城県沖、千葉県東方沖」とは関東地方陸域で大きな震度が発生する可能性があるという意味です。昨年は年間で15件発生があり、1月から6月までに11件、7月から12月までに4件でした。このようにM5以上地震の発生が止まることも大きな地震の前兆です。

下に今年に発生した日本全国のM5以上地震と、昨年の関東地方のM5以上地震の月別集計と個々の一覧を挙げてあります。

今年2021年の日本全国のM5以上地震の月別発生数
01月:07件
02月:11件
03月:05件
04月:04件
05月:04件(*514日まで)

2020年:関東地方の陸域および茨城県沖、千葉県東方沖のM5以上地震の月別件数
01月:02件
02月:03件
03月:00件
04月:01件
05月:03件
06月:02件
07月:00件
08月:01件
09月:01件
10月:00件
11月:01件
12月:01件

*今年2021年の日本全国のM5以上地震の月別一覧
202101070607分頃		三陸沖		M5.1	1  	*日本海溝
202101121140分頃		北海道西方沖	M5.6	2*千島海溝
202101152239分頃		三重県南東沖	M5.3	2	   *伊豆・小笠原海溝	  	
202101250324分頃		釧路沖		M5.0	2*千島海溝  	
202101251625分頃		石垣島近海		M5.5	2 		*琉球海溝  	
202101251806分頃		石垣島近海		M5.2	1 		*琉球海溝  	
202101271407分頃		胆振地方中東部	M5.4	4*千島海溝  	

202102010052分頃		硫黄島近海		M5.7	1	   *伊豆・小笠原海溝  	
202102070236分頃		与那国島近海	M5.2	2 		*琉球海溝  	
202102081723分頃		択捉島南東沖	M5.0	1*千島海溝  	
202102090158分頃		台湾付近		M5.5	1 		*琉球海溝  	
202102091608分頃		鳥島近海		M5.3	1	   *伊豆・小笠原海溝  	
202102132308分頃		福島県沖		M7.3	6強  	*日本海溝
202102132351分頃		福島県沖		M5.1	3  	*日本海溝
202102140325分頃		岩手県沖		M5.1	3  	*日本海溝
202102141631分頃		福島県沖		M5.2	4  	*日本海溝
202102152126分頃		福島県沖		M5.3	3  	*日本海溝
202102202223分頃		北海道東方沖	M5.0	3*千島海溝  	

202103030623分頃		北海道東方沖	M5.8	3*千島海溝  	
202103171729分頃		福島県沖		M5.3	4  	*日本海溝
202103201809分頃		宮城県沖		M6.9	5強  	*日本海溝
202103270702分頃		宮古島北西沖	M6.2	2 		*琉球海溝  	
202103280927分頃		八丈島東方沖	M5.8	3	   *伊豆・小笠原海溝  	

202104100707分頃		トカラ列島近海	M5.2	4 		*琉球海溝	
202104101636分頃		トカラ列島近海	M5.0	4 		*琉球海溝	
202104122301分頃		トカラ列島近海	M5.2	4 		*琉球海溝	
202104180929分頃		宮城県沖		M5.8	4	*日本海溝

202105011027分頃		宮城県沖		M6.8	5強 	*日本海溝	  
202105031408分頃		石垣島北西沖	M5.8	2 		*琉球海溝  
202105050310分頃		福島県沖		M5.3	3 	*日本海溝	  
202105140858分頃		福島県沖		M6.0	4 	*日本海溝	  


*2020年:関東地方の陸域および茨城県沖、千葉県東方沖のM5以上地震の月別(行末に*が付いているものが陸域・茨城県沖・千葉県東方沖)
202001030324分頃		千葉県東方沖	5.9	4	*
202001051111分頃		硫黄島近海		5.7	1	
202001140453分頃		茨城県南部		5.0	4	*

202002010111分頃		千葉県北東部	5.1	3	*
202002010207分頃		茨城県南部		5.3	4	*
202002062020分頃		茨城県沖		5.6	2 	*

202003261453分頃		硫黄島近海		5.8	1	

202004120044分頃		茨城県南部		5.1	4	*
202004181726分頃		小笠原諸島西方沖	6.9	4	
202004181825分頃		小笠原諸島西方沖	6.0	2	

202005042207分頃		千葉県北東部	5.5	4	*
202005060157分頃		千葉県北西部	5.0	4	*
202005110858分頃		茨城県沖		5.5	3	*

202006010602分頃		茨城県北部		5.3	4	*
202006041526分頃		父島近海		5.0	1	
202006250447分頃		千葉県東方沖 	M6.1 	5*

202007062159分頃		マリアナ諸島 	M5.8 	1 	
202007070320分頃 		鳥島近海 		M5.5 	1 	
202007300936分頃		鳥島近海		M5.8	--(最大震度1と見なす)

202008060254分頃		茨城県沖		M5.6	3	*

202009030021分頃		父島近海		M5.5	4	
202009070634分頃		茨城県沖		M5.2	3	*

202010031831分頃		八丈島東方沖	M6.0	3	
202010220020分頃		硫黄島近海		M5.0	1	

202011071011分頃		小笠原諸島東方沖	M6.2	1	
202011181001分頃		東海道南方沖	M5.1	1	
202011221906分頃		茨城県沖		M5.7	5*

202012061307分頃		八丈島東方沖	M5.0	1	
202012181809分頃		伊豆大島近海	M5.0	5202012300935分頃		茨城県北部		M5.1	4  	*

(3)昨年11月後半ごろから相模トラフ付近からの太平洋プレートの沈み込みが強まっているように見えること。昨年1112日のHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の「日本全国広域」で伊豆半島の東の根元付近から南東方向に震源深さが100キロ程度のM3程度の自信を示すドットが3個から4個並んだことがあり、その後、伊豆半島の東の根元から南東方向に震源深さ100キロ程度の地震を示すドットがそれ以前の2倍程度に増加していること。同様に、千葉県銚子付近(犬吠埼付近)から南東方向に延びる震源深さが30キロよりも浅い地震がやはり増加傾向にあること。これらのことは、房総半島南東沖にある三重会合点(日本海溝と相模トラフ、そして伊豆・小笠原海溝が一点で交わる地点)付近から太平洋プレートの沈み込みが昨年11月後半ぐらいから活発化していることを意味しているように見えます。

シナリオとしては、今後伊豆・小笠原海溝付近での比較的大きい地震が起こり、その後東京湾北部とかの関東内陸部のM6以上地震の発生になり、その後しばらくしてから関東平野の東方沖、または伊豆・小笠原海溝付近でのM8地震の可能性が高いと思います。
閲覧数:47回2件のコメント

最新記事

すべて表示

1月29日に発生した神奈川県西部の深発地震の影響: 1月29日21:20、神奈川県西部で震源深さ約150km、マグニチュード4.8が発生。気象庁の震度データベースで調べると、神奈川県西部で震源深さ150㎞よりも深い地震では最大のマグニチュードであった。このデータベースは1919年以降のものなので、約100年間で最大のものとなる。 同データベースで神奈川県西部、震源深さ150㎞よりも深い、M4.0以

大地震の可能性について あくまで可能性ですが、二つの異常値が出ていて、大きな地震が関東付近で切迫している可能性が高いです。 Hi net 自動処理震源マップの最新24時間、日本全国広域の N =の値が今朝05:45で227、東日本が138でした。07:15ではそれぞれ226、136でした。 これらの通常値はそれぞれ300前後、200前後であり、相当の減少です。 大きな地震が起こる前は減少する

今後のアメリカの政局 ナンシーペロシ議員の再戦が既に決まっている。そのため民主党によるトランプ前大統領に対する弾劾が行われていくはず。 結果的に トランプさんが例えば刑務所へ収容されるようなことになれば、それを不満に思う共和党支持者がかなり多く出てくるはず。 これが大きなアメリカ社会の不安定要因になる可能性が高い。 つまり共和党系の民兵の方たちが それぞれ勝手に民主党の地域の選挙事務所等を襲うと言

記事: Blog2_Post
bottom of page